上智大学では研究分野における重点施策として、研究力の強化を掲げています。これを実現する方策として、2014年度に「上智大学学術研究特別推進費」を設置し、以下の目的に沿う学術研究に対する研究助成を開始しています。
「上智大学学術研究特別推進費」は、先進性・独自性・国際性に富んだ特色ある研究や、総合大学の特色を生かした 学際的、組織的な研究に対して、重点的に研究費を配分することにより本学の研究推進力や国際的な発信力を向上させ、研究大学としてのプレゼンスを高めることを目標としています。
「上智大学学術研究特別推進費」による研究助成の対象には、「重点領域研究」と「自由課題研究」の2つの研究タイプがあります。
重点領域研究
重点領域研究は、上智大学の見学の理念や現況の研究体制に鑑み、「3つの趣旨」に基づく「5つの研究テーマ」を設定し、それらの研究テーマに沿った研究課題を募集・採択しています。
アダプテーションと地域再生
言語・教育・ヒューマンデータの処理に関する先端的研究プロジェクト
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情報通信の信頼性と効率の向上を実現する符号化方式の数理的研究
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アジアを中心とした人の国際移動と国際教育交流ならびに多文化教育に関する研究
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光物理学・光物性・光エレクトロニクスなど光科学全般
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カトリック系看護大学のカトリック・アイデンティティの明確化と、それに基づく教育実践の可視化
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慢性疾患患者の心理適応に関する研究、看護師のバーンアウト研究
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柔粘性イオン結晶を用いた高イオン伝導性固体電解質の開発と全固体電池への応用
研究分野 |
イオン液体と高分子を用いた機能材料の開発
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自由課題研究
サハラ以南アフリカの民話や慣習に見る平和構築の知恵の研究と、その教育への適用法の開発
研究分野 |
ジュリアン・グラック、アンドレ・マルロー、シュルレアリスム
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サウジアラビアの政治・ジェンダー・移動に関する学際的研究
仏教におけるエキュメニカルな新潮流:現代におけるグローバリゼーションと価値変容についての研究
研究代表者
David Louis WANK
教授
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ナノサイズ金微粒子を用いた糖認識センサーのデバイス化に向けた電子伝達機構のNMR及びμSRによる研究
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