応用データサイエンス学位プログラム

データを科学し、応用する

近年、膨大なデータの蓄積と活用が可能となり、それに伴って多様な分析手法が生まれています。

しかしながら、分析から得られる結果は、立場や状況、目的によって異なる解釈がなされるだけでなく、用いる根拠や手法の組み合わせによって、その意味や価値、さらには受け手の意識までも変化します。その結果、過度な抽象化や定性的判断に頼りすぎることで、必要以上に単純化された結論へと導かれてしまう危険性もあります。

多くの要因が複雑に絡む実社会では、考察の断定はできず、多くが類推にならざるを得ない側面もありますが、より振れ幅の小さい定量的な結論を導くためには、データサイエンスを支える基礎力として、理工学系や社会科学系における確固たる理論を身につけることが不可欠です。

また、実務の現場では、データに直接表れない背景や要因を踏まえた判断が求められる場面が多々あります。様々なケースを想定し、適切な意思決定につなげるためには、実践的な知識と経験も欠かせません。理論に偏れば現実から乖離した理想論となり、実践に偏れば根拠に欠けた判断となります。しかし、これは単なる「バランス」の問題ではありません。確かな理論を土台として、その上に実践的な知識と技能を階層的に積み重ねていくことが重要だと考えています。応用データサイエンス学位プログラム(ADS)では、この理念のもと、理論を礎としつつ実践的な学びを深化させる教育を重視しています。

カリキュラムの特徴

1.多くのハンズオン型授業
実際にPC を操作しながら分析ツールや手法を修得します。
2.実務目的に応じた実践型授業
目的に応じた分析手法、ツールの選択眼、そしてスキルを修得します。実務を想定した分析やツール活用を行います。
3.原理原則をしっかり学ぶ授業
手法やツールの原理となる理論を深く学ぶことで、応用・展開力につなげます。
4.ビジネスマインドを醸成する授業
汎用的な思考力、プロジェクト遂行力、問題解決力等を高める。組織マネジメント、人材育成を考えます。
5.幅広い業種・業界を網羅する授業
広義でのデータサイエンティストを育成。データサイエンススキルを活かす場・レベルに合わせた内容です。

授与学位

  • 修士(応用データサイエンス)

応用データサイエンス学位プログラムの特色

特定課題

「演習A 」と「演習B 」の2つの演習指導を受けながら、修士課程の成果物として、特定課題の作成が課されます。

「演習A 」では、学術的な観点から指導を受け、特定課題の学術的な質を担保することを目的とし、「演習B 」では、実社会での応用・展開を可能とする実務的な観点から指導を受け、特定課題の実践面における質( 実社会での活用に照らした有用性や妥当性)を担保することを目的とします。

教育の目的・方針

※2027年度以降に3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)の全面改訂を予定しています。
※2027年度以降に適用される新たなポリシーの内容は こちら のニュースをご覧ください。

応用データサイエンスおよび関連分野の発展に寄与するとともに、データサイエンスに係る専門知識を実社会に応用・展開して、現代社会における多様な課題の解決に取り組み、人間社会の発展に貢献できる高度専門職業人の養成を目的とする。

本学位プログラムでは、応用データサイエンスおよび関連分野の発展に寄与するとともに、専門知識を実社会に応用・展開し、データサイエンスを用いて人間社会の発展に貢献できる人材の養成を目的に、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。

 

  1. 応用データサイエンスおよび関連分野において最先端で活躍できる専門知識を身につけるとともに、新手法の開発や新分野の開拓をできる力
  2. 自らの専門分野に加え、それ以外の自然科学あるいは社会科学との学際分野も含めて広範に学ぶことにより、データサイエンスが人間社会や地球環境に与える影響などを多面的に捉える力
  3. 専門分野に関する課題について、データの収集,分析,活用まで幅広く実行できる力
  4. 自らの研究成果を論理的に整理して的確に伝え、特定課題研究としてまとめる力
  5. 研究課題の達成を通じて、実社会においてグローバルレベルで即戦力となり、データ活用社会を牽引する力

本学位プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに沿って、データサイエンスを様々な分野に応用し、データ活用社会を牽引する力を養成するために、データサイエンスの基礎知識やスキルおよびリテラシーや学術的な視点、実務に活用・応用できる実践力を習得するための幅広い専門科目を配置して、以下のようにカリキュラムを編成している。

 

  1. データサイエンスの基礎から実践まで幅広い分野を俯瞰し、本プログラムで学ぶ内容の理解を促すための必修科目として「応用データサイエンス特論」を1年次春学期に配置する。
  2. データサイエンスの基礎スキルやリテラシーの習得とあわせ、データを扱う上で配慮すべき倫理的側面の理解を促す講義・演習科目を1年次に配置する。
  3. データサイエンスおよび関連分野に関する学術的な視点や専門知識および実務で応用するための視点やスキルを習得する講義科目を1年次に配置するとともに、それらの視点や知識・スキルを実社会で活用する力を養う必修科目として「導入演習」を1年次秋学期に配置する。
  4. データサイエンスを応用した実例を体感し、データの収集,分析,活用等の実践力を習得するための実践系講義科目およびインターンシップ、学術的な応用力を養成するための様々な学問分野における分析手法や応用事例を学ぶ連携科目を2年次に配置する。
  5. 特定課題作成と口頭報告の能力を習得するための必修科目として、学術的なアプローチによる指導を行う「演習A」、それと並行して実社会での動向や事例を踏まえた指導を行う「演習B」を2年次に配置するとともに、両科目を横断する形での合同研究報告会を実施する。
  6. 研究を現実の社会問題に応用する力を習得するため、各専門科目においてディスカッションや演習を取り入れるとともに、関連学会への参加を促進する。

本課程は、次のような資質と意欲をもつ学生を求めています。

 

  1. データサイエンスに係る専門知識を積極的に活用し、現代社会における多様な課題の解決に取り組み、応用データサイエンスによって人間社会の発展に貢献できる学生
  2. 応用データサイエンスの知識・技術を用い、実践的データを活用した新たな分野を社会で開拓・発展させようという意欲をもっている学生

教員一覧

安納 住子 教授

池田 大造 教授

研究分野 都市・社会データ解析、人間中心AI、技術価値デザイン、技術戦略

大槻 東巳 教授

研究分野 [ 物性理論 ] ミクロな世界を支配する量子力学がマクロな物質の性質にどのように効果を及ぼすかを理論的に研究している
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大原 佳子 教授

研究分野 [ ピープルアナリティクス、データアナリティクス ]
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倉田 正充 教授

研究分野 [ 開発経済学、農業経済学、国際協力 ] 途上国の貧困・環境問題や国際協力に関する実証研究
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小林 裕亨 教授

研究分野 [ 戦略思考と意思決定、知的資産経営、データ活用による企業変革 ]
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ゴンサルべス タッド 教授

研究分野 生物模倣型(バイオミメティクス)コンピューティング、深層学習の応用(ビジネス、アート、音楽など)、感情コンピューティング、AI 倫理
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堀江 哲也 教授

研究分野 [ 環境資源経済学、生態系経済学、農業経済学、食料経済学 ] 環境・農業・食料分野における実証的研究

矢入 郁子 教授

研究分野 知能情報学、知覚情報処理、CHI、ブレインマシンインタフェース、デザイン学
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百瀬 公朗 特任教授

研究分野 [ データサイエンス、データリテラシー、プロセスマイニング、画像処理、LLM応用 ]

伴 果純 准教授

研究分野 [ データドリブンマーケティング、消費者心理学、ブランドマネジメント ]

深澤 佑介 准教授

山下 遥 准教授

研究分野 データ解析、品質管理、機械学習、マーケティング・サイエンス
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山中 高夫 准教授

研究分野 知覚情報処理、コンピュータビジョン、パターン認識、ニューラルネットワーク、画像認識、画像生成
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上智大学 Sophia University