物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科の3学科では、相互に関係し合う領域をカバーする横断的かつ専門的な学びを展開。確かな基礎を身につけた後、一人ひとりが目指す専門性を見つけ、深めることができるカリキュラムにより、最先端の分野で活躍するスペシャリストとして新時代の価値を創出する力が身につきます。さらに、各学問分野に精通する教授陣が、あなたの意欲を強く後押しする存在となるでしょう。
社会が抱える課題が複雑化する今こそ、多彩な学問領域を連携させる複合知が必要です。理工学部の教育・研究システムは、理学と工学を一体化して学ぶ「理工融合型」であると同時に、文系学部と同じキャンパスで人間や環境に関しても学べる「文理融合型」の側面も持っています。自身の基盤となる専門性を持ちながら、理系・文系の枠を超えて自在に思考することで、多様化する社会課題を解決に導く力が身につきます。
研究活動を進めるうえでは、語学力や国際感覚が重要な鍵となります。理工学部には外国籍学生が多く学ぶ英語コースがあり、一緒に実習・研究を行うことも少なくありません。充実した語学教育や留学支援体制とともに、多様性にあふれる環境が、あなたの国際的活動力を高めます。
科学技術の急速な発展、社会の多様化に適応する力を育むためには、知識の伝授だけでなく、創造性を開発する教育が必要です。理工学部では、機械工学、電気・電子工学、数学、物理学、化学、生命科学、情報学などの伝統的な知識体系を活かしつつ、関連する学問領域を融合的に学ぶ3学科を設置。幅広い見識を備えた人材を育成します。また国際競争力のある科学者養成のため、英語教育にも力を入れています。
1教員あたりの学生数が少ないことを活かし、学生一人ひとりを親身になってサポートします。たとえば、履修科目の選択や専門分野の選択と進路決定なども、教員に気軽に相談できます。また、卒業研究の指導も充実しています。
1~2年次では、理工系全般をカバーする多くの分野の必修科目があり、将来の専門分野に加え、その応用先を広げるための周辺知識も得られます。また、教員とのコミュニケーションを重視し、実験や演習も充実させています。
海外の文献講読や国際的な場で研究発表を行う際に求められる科学技術英語力を養成。語彙の習得のみならず、英語による情報発信、発表、質疑応答、論文の書き方などを指導します。
急速な変貌を遂げている科学技術、多様化する社会。それらに対応する力こそ上智大学理工学部が提唱する「複合知」です。複合知とは、専門を超えていく能力のこと。自分の関心ある分野に対して確固たる専門性を持ち、それを足場に専門を超えていくことで、将来研究者や技術者になったとき、関連する分野を連結させていく能力が開花します。
生命、エネルギー、新素材など、私たちの生活を支える幅広い分野を扱うのが化学です。新しい機能を持つ物質の合成、化合物の構造と機能発現の機構、より高効率でサスティナブルな化学反応などを研究します。また、化学物質がもたらす環境問題の研究もあり、幅広い分野にわたっています。
[主な研究分野] グリーンケミストリー・環境化学/機能性材料/金属錯体・超分子化学/次世代電池/天然有機化合物/高機能ポリマー/理論分子設計・分子分光学
物理学は、自然界を支配する基本法則の解明を目指す学問であり、実験と理論の両面から研究を行っています。その成果は自然法則を理解するだけにとどまらず、新しい物質や技術の開発にもつながり、人類の発展を支えてきました。現代物理学の研究対象は、量子力学が記述する原子分子のようなミクロな系から、それらが作り出す多様な物質にまで広がっていきます。
[主な研究分野] 素粒子/ 原子核/ 宇宙/ 原子分子/ 超伝導/量子スピン/ 量子ビーム/ レーザー
あらゆる産業の原点ともいえるのが機械工学です。産業のハード面からソフト的要素まで研究を行い、環境と人間にやさしい未来型のものづくりを志向し、設計、解析、実験を統括した創造的なシステムの開発に取り組み、新たなものづくりとシステムの創造を目指します。
[主な研究分野] 計算力学/ バイオメカニクス/ 高度輸送システム/ 機械力学/ 高効率エンジン/ 伝熱工学/ 流体工学/ 航空宇宙工学/ ロボット制御 / 自動運転制御/ 精密工学/ エネルギー関連材料/ 生体材料
<半導体>半導体物性やデバイスの原理を理解し、スマートフォンや電気自動車、量子コンピュータに必要な光・電子デバイスや機能性材料を創成します。
[主な研究分野] 半導体レーザ、LED/ ナノコラム/ 光制御デバイス
<エネルギー>再生可能エネルギー、送配電、電力機器の原理を理解し、超伝導や液体水素をも利用し、持続可能な社会の実現を目指します。
[主な研究分野] 再生可能エネルギー利用/ 超伝導応用機器/電力・水素ネットワーク/ 電気鉄道
<情報通信>電波や光を使って情報を伝送する技術を追究し、通信速度や通信品質の向上、通信システムの省エネルギー化、強固な情報セキュリティの実現を目指しています。
[主な研究分野] 無線・光通信システム/IoT/AI ネットワーク/通信理論・暗号化
人間にやさしい情報社会を実現するには、目的に適した価値のある情報を利用できる情報技術が欠かせません。人や企業・組織・社会の知識、知恵、経験を顕在化した情報として、その効率的な活用を図り、人と社会に有益なシステムの構築を目指します。
[主な研究分野] 情報システム/ 生産システム/ ソフトウェア生産技術/ 組み合わせ最適化/ 進化計算/ データベース/ 情報メディアコミュニケーション/人工知能/ データサイエンス
数学自体の研究はもちろんのこと、数学的アプローチは全ての科学分野に必須です。特に情報分野では、人工知能や情報システムの高速化に高度な数学が活用されています。数学のさまざまな理論を学ぶことで、科学技術の発展や社会への応用拡大に貢献します。
[主な研究分野]数理ファイナンス/ 整数論/ 関数環/ 群論/ 量子群/ 代数幾何学/ トポロジー/ 解析学
<生命科学>地球は人類を含め生物に満ちており生命科学は最も身近な学問といえますが、生命現象はいまだ謎に包まれています。本学では生命現象の謎の解明を目指した基礎研究を進めつつ、地球と人類が直面する問題を解決するための生物学的な材料や技術の開発にも挑戦しています。 [主な研究分野] 核酸分子/ 遺伝子/ 進化/ 発生/ 細胞小器官/ 生体運動/ 環境応答/ 神経細胞
<人間情報>情報技術を人間に関する分野に応用するための基礎を学びます。人間の感覚や身体の仕組み、脳のメカニズム、画像や音声の認識、教育・医療・福祉における情報の活用など、人間と情報の両面から追究し、情報学を社会の発展に役立てます。
[主な研究分野]脳/ 神経/ 記憶/ 学習/ 音声/ 画像処理/ センシング工学/ 教育工学/福祉情報学
専門分野の文献講読や論文執筆、国際学会での研究発表、海外企業との提携や共同開発など、研究者や技術者が活躍する世界の舞台では英語は必須の言語です。理工学部では、全学共通科目の外国語とは別に、理工英語能力を磨くさまざまなカリキュラムや制度を用意しています。
「科学技術英語」カリキュラム
語彙習得、メールの書き方から英語圏の資格試験の問題演習まで、幅広い内容で研究者・技術者に求められる英語力を養成します。科学技術英語カリキュラムで指定された科目を履修し、さらに卒業論文を英語で執筆して卒業すると、「系統的科学技術英語教育」修了認定証が授与されます。
科学技術英語(基礎科目)の履修
数学・応用数学・物理・化学・生物・情報のなかから一つ選んで科学技術英語を受講し、英語の論文や技術文書の理解や執筆ができるよう、専門用語、慣用句、表現方法を身につける。全学的に開講されている指定科目(英語、選択科目)を履修できる。
海外短期研修
指定された海外の大学へ短期留学し、現地での語学研修や理工系科目の授業を受けることで、取得単位として認定される。
英語コース科目の履修
学科に併設された英語コースの科目を受講し、海外の学生と交流しながら学習できる。
卒業論文を英語で執筆
英語での初歩的な科学技術論文の書き方を習得する。
修士論文、学術誌への投稿論文を英語で執筆
専門性の高い科学技術論文を英語で執筆する能力を習得する。
理工学部英語コースを発展・拡充させた「デジタルグリーンテクノロジー学科」を新設
物質生命理工学科および機能創造理工学科内に開設されている2つの英語コース(Green Science Program、Green Engineering Program)では、環境問題という地球規模の課題に挑む人材を育成するため、授業・試験・レポート・研究指導・論文執筆のすべてを英語で実施しています。外国人留学生だけでなく日本人学生も入学可能な、英語を基とした国際的水準の優れた理工学教育プログラムです。これら2つの英語コースは段階的な発展を経て、2027年4月に新設予定のデジタルグリーンテクノロジー学科へと発展的に再編され、英語による教育をさらに強化していきます。
より高度な専門教育・研究の場である大学院。最大の特長は一つの研究科に学部で学んだ専門分野 を直結できる8領域がそろっている点です。また、英語により学位が取得できるコースもあります。意欲のある学部生は大学4年次に大学院の科目を履修でき、上智大学の大学院進学後、定められた範囲内で単位として認定されます。大学院入試には筆記試験免除制度もあります。
理工学部では、女性研究者支援活動を行い、優秀な女性研究者を育成しています。代表的なものの一つとして、グローバル・メンター制度があります。学生のみならず研究者も含めた国際交流を目指し、海外で活躍する研究者をメンターとして、個別相談はもとより、授業・講演・交流会などを通じてアドバイスや学術指導を行っています。これは、ステップアップを目指す女子学生たちが、より活躍する自分の将来像を具体的にイメージすることにつながります。さらに、女子学生や教職員が休憩・育児・交流などに自由に気楽に利用できるコモンスペースを設置するなど、女性研究者支援と次世代育成に積極的に取り組んでいます。
米国のカリフォルニア大学(8月)、ノースカロライナ大学(3月)で行われる研修では、ディスカッションや調査研究などを通じて英語による総合コミュニケーション力の向上を目指すとともに、現地企業の見学なども行います。また、米国ノートルダム大学(8月)で行われる研修では大学や企業の研究室を訪問し、同大学の学生とチームを組んで実習を行います。語学力の向上や現地文化の体験に加え、最先端の科学技術を生み出している研究室や企業を訪問できることは、理工学部の海外短期研修ならではの魅力です。
2027年4月理工学部に新学科設置予定
地球の人口が100 億人に迫る未来。デジタル技術を駆使して持続可能なグリーン社会の実現を目指すのが「グリーントランスフォーメーション(GX)」で、これからのグローバル社会を支える不可欠かつ重要なテーマです。新学科では、カリキュラムの中心にデータサイエンスやデジタル技術に据えて、電気・機械・生物・化学といった既存の理工学分野との複合的な学びを提供。企業や自治体と連携したプロジェクト型学習やインターンシップを重視し、実践的な課題解決能力を養う機会を多く設ける予定です。これからの社会でテクノロジーに何ができるかを体系的に学び、GX で新たなイノベーションを創出する意欲とリーダーシップに満ちた人材を育てます。
[ 学位名称 ]学士(工学)/ Bachelor of Engineering[ 入学定員 ] 50 名(うち、約半数は留学生を予定)[ 収容定員 ] 200 名[ 教員数 ] 10 名[ 入学時期 ]4月(春学期)と9月( 秋学期)の年2回
※掲載内容は設置構想中の予定であり、変更となる可能性があります。
※2027年度以降に3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)の全面改訂を予定しています。※2027年度以降に適用される新たなポリシーの内容は こちら のニュースをご覧ください。
基盤となる専門分野の知識を習得するとともに,多様化した現代社会が抱える諸問題の解決に資するため、文理融合教育によって異分野を客観的に見ることのできる幅広い教養、すなわち「複合知」を身につけること
専門分野とともに「複合知」を習得し、多様化した現代社会が抱える諸問題を解決するために、幅広い視野から「科学・技術の発展」に貢献できる人材を養成すること
本学部は、キリスト教ヒューマニズム精神を理解した上で、多様化する現代社会の抱える科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する能力を備えるとともに、高い想像性ならびに創造性に根差した独創的な研究を推進し、科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を各学科で定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
本学部では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。
本学部は、国際的に多様化する現代社会が抱える科学・技術に興味や関心を持つ学生を求めています。
物質生命理工学科
物質の基礎を理解し、新たな物質の創成・技術開発を通して自然と融和した新しい物質観と生命観を身につけ、人間と社会に貢献します。
機能創造理工学科
理学と工学を融合的に学び、産業技術と自然科学との調和ある発展を推進できる創造性豊かな専門家を目指します。
情報理工学科
“情報”を通して人間と社会を深く理解し、人間や社会が有する知識、知恵、経験を情報として整理し、有機的に組み合わせて社会に還元する創造力豊かな人を目指します。
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