上智大学の語学教育

グローバル社会で通用する語学力を養い、異なる文化や価値観に対する理解を深めるため、多彩な語学科目を設け、複数言語の同時習得を支援しています。

英語科目

「英語で学び考える力」「英語で他者と協働し任務を遂行する力」といった、国際社会で求められる英語運用能力の習得を目指します。

1年次の必修科目 Academic Communication(AC) 1&2 は、内容言語統合型学習(CLIL)の手法を取り入れています。春学期に受講するAC1では、英語で学び考えるための運用能力(EAP=English for Academic Purposes)を高めます。秋学期に受講するAC2では、AC1で身につけたスキルをもとに学術的な内容を英語で学ぶことで、批判的思考力や協働力を伸ばします。

その後、各自の専門性や必要性、興味関心に応じて自由に履修できる選択科目を履修することで、機能的な英語力が身につくようになっています。

プレイスメント・テスト

語学科目として英語が必修とされている学科の新入生は、入学直後のオリエンテーション期間に、上智大学言語教育研究センターが実施する英語プレイスメント・テストを受験し、7つのレベルのいずれかのクラスに振り分けられます。

内容言語統合型学習CLIL

学術分野の知識と言語能力を同時に向上させる新たな教育手法として、ヨーロッパ各国で実践・研究されているCLIL(Content and Language Integrated Learning)。上智大学では日本最大のCLIL研究拠点であり、いち早くCLILをカリキュラムに導入。英語でさまざまなテーマについて学びながら、批判的思考力を鍛え、協同学習力を身につけ、国際的視野を広げます。

多彩な語学科目

上智大学で開講している語学科目は22言語に及びます。これはまさに、幅広い教育分野を擁し、伝統的に世界につながる教育を行ってきた上智大学の特色です。多くの学生は英語およびその他1種類の言語を学習しますが、3言語以上を学ぶ学生も少なくありません。多様な地域の言語を自由に選んで広く学べる機会があることは、上智大学ならではの学びの特長です。

開講する22言語

英語 / 日本語 / ドイツ語 / フランス語 / イスパニア語 / イタリア語 / 中国語 / コリア語 / ロシア語 / ポルトガル語 / ラテン語 / インドネシア語 / フィリピン語 / アラビア語 / タイ語 / ペルシア語 / カンボジア語 / ビルマ語 / トルコ語 / ベトナム語 / ヒンディー語 / スワヒリ語

LLC(Language Learning Commons)

6号館1階にあるLLCでは、学部生・大学院生や留学生の語学学習をサポートしています。

語学学習の意欲を高め、授業や学生生活に還元できるような企画や取り組みを行っています。 書籍の貸し出しやDVDの視聴なども可能。語学を究めたい学生をさまざまな方法で支援しています。

LLCでできること

外国語コミュニケーショングループ

さまざまな言語で、少人数で実践的な会話のグループレッスンが受けられます。指導員の学生と一緒に、スピーキングやリスニングの力を鍛えることができます。

英語学習アドバイザー制度

英語圏への留学を目指す学生や、自分の学び・キャリアに向けて英語力を伸ばしたい学生を対象に、効率的な勉強方法をアドバイスします。

初習言語学習アドバイザー

各言語の担当教員が、資格試験対策を含む、外国語の学習方法全般についてアドバイスします。

ALC NetAcademy NEXT

Reading, Listening, Writing, Speakingの4技能のほか、語彙力と文法力を加えた総合的な語学学習のためのEラーニング教材を用意。スマートフォンやパソコンを使って、自分のペースで継続的に英語学習が可能です。

ライティングチューター制度

英語・日本語の文章作成能力の向上をはかるためのチューター制度です。論文作成経験のある先輩学生がチューターとして指導にあたります。(母語としない言語のみ利用可能)

Language Exchange

日本語を学習中の留学生と、外国語を学習中の学生が交流するランチタイムイベントを開催しています。自己紹介やゲームをしながら活発に交流しています。外国語を実践しつつ、海外の学生と知り合える場にもなっています。

ジョン・ニッセル杯

ジョン・ニッセル杯

2011年度から毎年開催している高校生による上智大学全国高校生英語弁論大会「ジョン・ニッセル杯」は、高校生が自分の考えを公の場で英語を使って発表する機会を通じて、英語能力向上の一助となることを目指しています。

本大会の入賞者が将来上智大学に入学した場合、様々な特典・支援があります。

ジョン・ニッセル杯奨学金

ジョン・ニッセル杯の上位入賞者には奨学金が4年間授与されます。

対象

ジョン・ニッセル杯上位6位までの入賞者で上智大学に入学した者。

給付期間

修業年限(4年間)

※ 継続審査があります。

給付額

1位は授業料相当額、2~3位は授業料半額相当額、4~6位は授業料3分の1相当額。

言語教育研究センターについて

言語教育研究センターは、グローバル化、文化の多様化の進む中で、学生が社会で活躍していく上で必要な様々な外国語の運用能力を身につけることができるようになるために、外国語教育をさらに充実・発展させることを目標に、教育・研究活動を行っています。

上智大学の語学教育の詳細、ジョン・ニッセル杯の最新情報は、上智大学言語教育研究センター(CLER)のウェブサイトをご覧ください。

教員一覧

言語教育研究センター長

藤田 保 教授

研究分野 第二言語習得、バイリンガリズム、外国語としての英語教育
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廣康 好美 教授

研究分野 スペイン語教授法、言語学
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北村 亜矢子 教授

研究分野 フランス語教育、フランス語音声学、音声教育

小柳 かおる 教授

研究分野 言語習得論、応用心理言語学、日本語教授法

峯 布由紀 教授

研究分野 第二言語習得、日本語学、日本語教授法

清水 崇文 教授

研究分野 第二言語習得、中間言語語用論、日本語教授法

杉木 良明 教授

研究分野 英文学
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古田 耕史 准教授

研究分野 イタリア、イタリア語教育

Wanting HUANG 准教授

研究分野 言語学(談話分析、意味論、語用論)、中国語教育

今井 康博 准教授

研究分野 第二言語教育、感情と学習、個人心理学(アドラー心理学)
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金 アラン 准教授

研究分野 日韓対照言語学
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正木 晶子 准教授

研究分野 ドイツ語音声学、音声教育
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永澤 済 准教授

研究分野 日本語教育文法・語彙、日本語史、日本語教授法

佐藤 敬典 准教授

研究分野 応用言語学、言語テスティング、国際共通語としての英語
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横本 勝也 准教授

研究分野 応用言語学、英語教育

Graham MACKENZIE 特任教授

研究分野 教授媒介としての英語、日本における英語に対する態度、内容言語統合型学習(CLIL )

Elisa Ramona ACOSTA 講師

研究分野 グループ・ダイナミクス、自律学習、第二言語習得、 異文化間コミュニケーション

相川 弘子 講師

研究分野 社会言語学、英語教育

Alexander BABULALL 講師

研究分野 交渉シラバス、育成のための実践活動、言語能力とプロセスライティング

Garcia CHAMBERS 講師

研究分野 英語教育における美的鑑賞、日本美学、応用現代美学、ポストコロニアル文学

深澤 英美 講師

研究分野 応用言語学、中間言語語用論

Brendan GARLAND 講師

研究分野 応用言語学、英文学

Reginald GENTRY 講師

研究分野 第二言語習得、TESOL、第二言語ライティング

林 菫 講師

研究分野 内容言語統合型学習、英語教育

川島 真由美 講師

研究分野 応用言語学、社会言語学、異文化間コミュニケーション

小林 功治 講師

研究分野 日本語学、日本語教授法

Angelina KOVALYOVA 講師

研究分野 ラィティング能力、モバイル支援言語学習

Coline MAILLEUX 講師

研究分野 フランス語教育、オンライン教育

峰松 愛子 講師

研究分野 応用言語学、 英語教育

Jason McEVOY 講師

研究分野 人類学、民族学、批判的思考、異文化間語用論

永須 実香 講師

研究分野 日本語学、日本語教育

中島 さやか 講師

研究分野 スペイン語教授法、チリ20世紀文化史

野口 潔 講師

研究分野 応用言語学、日本語教育

Matthew SCHAEFER 講師

研究分野 応用言語学、英語教育

世良 時子 講師

研究分野 日本語学、日本語教育

鈴木 朝美 講師

研究分野 応用言語学、英語教育

Michael WALKER 講師

研究分野 応用言語学、TESOL、語用論

米澤 昌子 講師

研究分野 日本語学、日本語教育

張 彤 講師

研究分野 中国語教育、 身体教育

上智大学 Sophia University