研究科概要
グローバル化に起因する諸種の問題に正面から立ち向かう
人文学と社会科学の垣根を超えた学際的な取り組み
グローバル・スタディーズ研究科は、グローバル化に関する革新的な知見を産み出す研究科です。ナショナリズム、開発、国際紛争、宗教、市民社会、人種と民族、ジェンダー、世界の文学と演劇、移民・難民、国際マーケティング、国際ビジネス、IT化、グローバル消費文化、環境問題などに関する問題について学究を深めています。理論的、実証的、政策提言型、あるいは社会活動との連携など、さまざまなアプローチを採用し、これらの諸問題について、人文学と社会科学の垣根を超えた学際的な取り組みを行っています。
多彩な研究ネットワークを活用できる世界最大級の研究科
世界でも屈指の規模を誇るグローバル・スタディーズ研究科では、多彩な教授陣の指導の下、学生の希望やニーズに応じて研究をサポートする体制があります。英語と日本語の二つの言語を用いて授業が展開されます。また学生が企画するシンポジウムやワークショップ、世界的な教育研究機関や国際機関などでのインターンや研修の機会、さらにはそうした学生の調査研究活動を支える研究援助など、充実した研究支援体制を誇ります。
教育の目的
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国際関係の諸側面とそれらをめぐる諸問題を多角的に研究する国際関係論、アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ等の内在的な理解を重視する地域研究、グローバル・イシューに多面的にアプローチするグローバル社会専攻、「国際協力」に関して高度で包括的な理解を深める国際協力学専攻のそれぞれの方法論を活かし、相互に連関してグローバル化する現代世界を総合的に理解することのできる専門研究者及び高度専門職業人を育成する。
専攻
国際関係論専攻
特定地域の深い洞察を求める一方、グローバル化の広い視野の中で研究し、今日の国際社会に貢献できる研究者や専門家を目指します。
設置課程:博士前期課程 / 博士後期課程
地域研究専攻
専門科目やフィールドワークを通じて、アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカを対象とした地域の歴史、社会、文化、政治、経済、開発などを広く学び、地域に関する高度な知識を世界のグローバル化と関連付けて活かすことのできる力を養います。
設置課程:博士前期課程 / 博士後期課程
グローバル社会専攻
本専攻は、現代において世界的規模で影響をおよぼす事象とその歴史的背景を探求することに重点を置いています。カリキュラムは全て英語で行われ、学術的分野における視点と研究方法を用いて日本およびその他の地域への理解を深めていきます。
設置課程:博士前期課程 / 博士後期課程
国際協力学専攻
国際機関や政府、民間企業など国際協力分野の第一線において、多様化するグローバルな課題解決を担う力を養います。
設置課程:修士課程