キリスト教人間学
上智大学の教育精神を理解する
上智大学が掲げる教育精神“他者のために、他者とともに”の根幹にあるキリスト教ヒューマニズムに基づいて、他者との関係性、他者への想像力と感受性、他者のための行動を喚起するための科目です。
授業を通して得られる考え方や知識により、人間への理解を深めるとともに、他者との関わりのなかでより良い世界を築いていくための意識や態度を培います。
履修モデル(1年~4年までの学びのイメージ)

- 必修科目
必修科目の「キリスト教人間学『他者のために、他者とともに』」は、上智大学の教育精神“他者のために、他者とともに”について考えるユニバーシティ・アイデンティティ科目です。誰をも除外することなく、支援が必要な人々や、貧困の中で生きる人々の“隣人”になって欲しいとの願いが込められています。 授業では、「他者のために、他者とともに」生きたイエス・キリストを人間のモデルとする「全人的な人間観」を学びます。
- 選択科目・高学年向け科目
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「キリスト教人間学『他者のために、他者とともに』」で学んだ「全人的な人間観」をふまえ、キリスト教的な観点から、哲学・倫理学・宗教学を基盤に、人権や平和、社会正義や生命倫理、環境や科学技術など様々なトピックの科目が展開されています。これらの中から、自分が興味・関心を持った科目を選択して履修します。
1、2年次での学びを土台として、3、4年次では、より高度な教養科目である「高学年向け科目」として、生命倫理、科学技術と哲学など、複雑かつ先進的なテーマを通じて、さまざまな知識を統合しながら、人間存在に関するより高度な課題について深く考えます。
キリスト教人間学の科目を履修することで、倫理的思考・判断力を備え、地球的な視野に立って、自己の成長に真摯に取り組む基盤を形成します。