学校法人上智学院について

理事長メッセージ

1549年に来日しキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルは、理性的で知識欲旺盛な日本人と接し、学問と教育で日本社会に貢献することの重要性を認識しました。ザビエルの「ミヤコに大学を」という志しは彼が創立者の一人でもあったカトリック男子修道会「イエズス会」の神父たちによって受け継がれ、コレジヨ、セミナリヨというそれぞれ高等、中等教育機関が設立されました。長い中断期を経てザビエルの志しはやがて花開き、1913年の上智大学開学、1934年六甲学院中・高等学校設置を初めとし、高等教育機関として同短期大学部(1973年上智短期大学として発足)、上智社会福祉専門学校(1963年発足)が加わりました。また中等教育機関として栄光学園中学高等学校(1947年創立)、広島学院中学校・高等学校(1956年創立)、上智福岡中学高等学校(1932年福岡カトリック神学校として開校、1983年イエズス会に経営移管)が設置され、同じイエズス会教育理念を共にする学校として2016年4月に法人統合し、現在の「学校法人上智学院」となりました。

上智学院では、「叡智(ソフィア)が世界をつなぐ」(Sophia―Bringing the World Together)という理念のもと、2014年から2023年にかけての将来構想「グランド・レイアウト2.0」を策定し、激動する世界を見据えて様々な改革に取組んでいます。また本学院の各学校は、建学理念と教育精神を表す “for Others, with Others” (他者のために、他者とともに生きる)のモットーに基づき、キリスト教ヒューマニズムに立脚した教育、研究、社会・国際貢献を展開しています。とりわけ志を同じくする全世界の諸機関とネットワークを築き、協働し、人々に仕えるリーダーを育てるべく、一丸となって努めております。

上智学院 理事長
上智大学 神学部 教授
佐久間 勤

[プロフィール]

1952年生まれ。1975年京都大学理学部卒、1980年上智大学大学院哲学研究科博士前期課程修了、1984年在フランクフルト聖ゲオルク哲学神学大学神学部修了、1988年在ローマ教皇立聖書研究所聖書学部修士課程修了、1995年在ローマ教皇立グレゴリアン大学神学部博士課程修了。2001年上智大学神学部教授、2011年聖母大学長、上智社会福祉専門学校校長、上智学院理事を経て現職。

イエズス会と教育事業について

イエズス会の設立

イエズス会は、スペイン・バスク地方出身のイグナチオ・デ・ロヨラが、フランシスコ・ザビエルをはじめとするパリ大学での同志6人と共に創立したカトリック男子修道会です。1540年に教皇パウロ3世から正式認可を受けました。キリストの教えを伝えることを目的とし、教皇の派遣命令に対して絶対的な従順を誓いました。ヨーロッパのみならず、新たな大陸の存在が知られる時代にあって、世界のいかなる土地にも宣教に赴きました。また、カトリック教会の刷新のために開催されたトリエント公会議にも派遣されました。

イエズス会と教育事業

イエズス会は創立の当初から学校教育の重要性を認め、1548年にシチリアのメッシーナで最初の学校を開設しました。その後、ヨーロッパ各地で学校教育を始め、イグナチオが亡くなる1556年までに31校の学校・大学が設立され、海外宣教地にも設立されました。その教育方法はイグナチオ自身の信仰体験をもとに著わされた『霊操』に基づくもので、物事をより深く知り、何をなすべきかを決断し、実践する方法です。そして、“他者のために、他者とともに生きる”ことを目指します。このような教育方針に基づく学校は、2021年現在、世界78カ国に展開され、2,300の中等教育機関、90の大学を含む約200の高等教育機関がネットワークで結ばれ、163万人以上の青少年が学んでいます。

上智学院が設置する教育機関

上智大学 Sophia University