学部名の英語表記にある“Humanities”とは、人間や人間性という意味を込めて「人文学」と訳される言葉。その学びは、多様な〈文(テキスト)〉から人間を読み解き、研究するものです。世界中の文献や言語に興味をもつ学生だけでなく、人間について考えること、他者と言葉を交わしながら考えることを目指す学生が集まります。
まずは専門的なテキストの読み方を身につけるための訓練を、じっくりと積み重ねます。テキストへの理解を通して、著者の考えや描かれている事象と向き合うために、原典での読解を重視。あらゆる地域、時代のテキストとの対話を重ねることで、時間や空間を超えた他者を理解し、それを通じて自己を理解します。
テキストと一人で向き合うのではなく、周囲の人と対話しながら考えられる環境を大切にしています。少人数授業を多く設けるだけでなく、多様な世代や国籍の教員・学生の存在も学部の特徴のひとつ。ワンキャンパスで学部を越えた学びや交流が盛んな点も、広く豊かな視座を培う土壌となります。
哲学・歴史学・文学・新聞学は、あらゆる社会事象とつながる最も根源的な教養だと言えます。そして文(テキスト)から人や世界を理解し、他者への想像力を養う学びは、「他者のために、他者とともに」という上智大学の教育理念に通じるもの。人間的な視点から複雑な社会を読み解き、他者に共感しつつ物事を考える力を習得します。
所属学科以外の学びに触れることは、多角的な視野や幅広い知見を獲得するために効果的な学び方です。文学部では学科の枠を超えて、新たな知識との出会い、創造的な学びを生み出すために、横断型人文学プログラム(IHP)を用意しています。
このプログラムの土台となる視点を身につけるための必修科目です。複数の教員が担当する講義を通して自分の興味のありかを探り、コース選択の助けとします。
3コースにそれぞれ指定された科目があります。それを各自選択して履修します。共通基礎科目で興味をもった分野の知識を深め、プロジェクト・ゼミに参加する準備をします。
トピックを決め、研究プロジェクトを立ち上げて成果発表をするまで、すべて学生が主体となって行う少人数ゼミです。
※プロジェクト・ゼミの受講には選抜があります。
「共通基礎科目」をとりながら自分の興味を探り、コースを1つに絞ります。それぞれのコースで指定されている「個別選択科目」と「プロジェクト・ゼミ」を履修します。修了者にはプロジェクト修了認定証が与えられます。
他大学の文学部では、1年次は専門を定めず基礎や幅広い分野を学ぶこともありますが、上智大学の文学部では1年次から学科ごとの専門的な学びを開始します。長い時間をかけて知識がより深まるだけでなく、いち早く、一人ひとりの興味に合った学びに取り組むことができます。
全学科で「卒業論文」を必修科目としています。1年~1年半をかけて研究対象を読み解き、分析し、自分の言葉で語り直すという学習プロセスより、実感と共に知識を定着させ、広く力を高めることができます。
高度な専門教育と質の高い学術研究に基づいて、人文教養の本質である人間探究を行い、もって人類の精神的遺産を将来に継承し、世界と人間を真に理解する力を養うこと
分析力・理解力・表現力の陶冶に基づいて、世界と人間の本質を洞察する根源的な知性を養い、自己実現の自覚をもちつつ主体的に思考し、世界に寄与する自律的人間を養成すること
本学部は、哲学・思想・歴史・文学・文化・芸術・情報・身体などを、人文学の基盤にある人間の尊厳とのかかわりのなかで研究します。人文教養を涵養することで、社会のさまざまな分野で未来を創造できる自律的な人間を養成します。また、高度な専門教育と質の高い学術研究の成果を活かして、広く社会と世界に貢献できる人を育てます。学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めており、次の卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
本学部では、ディプロマ・ポリシーに沿って、専門分野別の学科編成をとっています。各専門分野を学ぶ学生ひとりひとりの関心を重視し、人格的関係に基づいた指導を行います。質の高い、一貫したカリキュラムを通して、学生と教員が一体となって、「人間を考える学問」としての人文学研究に取り組むことができるよう、次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。
本学部は、人間性の探究および人文教養の各領域について深く幅広い関心と動機づけを持つ学生が、学科を選択して入学し、自発的かつ積極的な態度で学業に研鑽することを期待します。そこで、次のような学生を受け入れます。
哲学科
人間の「考える力」と「表現する力」を鍛え上げ、分析力、把握力、洞察力をもって問題に立ち向かう力を養います。
史学科
歴史学の理論や方法を学ぶことで、国際的視野と多元的歴史認識を持ちつつ、社会や時代を相対的・客観的にとらえる力を養います。
国文学科
日本文化研究を通して、専門性と学際性を兼ね備え、人間・社会・文化の本質を問う学識と見識を身につけます。
英文学科
英語で書かれた文学作品の分析を通して、現実に起こる未知の問題に対処するための方法を身につけ、語学と知性を駆使して国際社会のさまざまな難問解決への道を切り開きます。
ドイツ文学科
ドイツ語の習得とドイツ文化の研究を通じて、世界と人間に対する鋭い洞察力と、自己を創造的に表現する高度な言語能力を身につけます。
フランス文学科
高度なフランス語能力を身につけフランス文化に精通するだけでなく、フランス的精神の根本にある複眼的思考と異質なものへの寛容さを身につけます。
新聞学科
ジャーナリズム、メディア・コミュニケーション全般を対象に、報道やメディアに係る諸問題を幅広く考察します。
文学部内の学科:SPSF Department of Journalism
Sophia Program for Sustainable Futures(SPSF)
専門分野を学びながらSustainable Futuresをテーマにした共通科目を学び、英語による授業だけで学位が取得できるコースです。ひとりひとりが“持続可能な未来”の実現に向けて、しっかりとした専門軸を持ったうえで、多角的に学びを深めることができます。
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