知的財産

知的財産の創出と管理の体制を整備

「科学技術創造立国」を目指す日本において、知的財産を蓄積している大学に求められる役割は年々大きくなっています。経済の活性化や国際競争力の維持といった「社会貢献」の観点からも、知的財産の創出や管理、活用体制の整備は大学にとって重要な使命の一つです。

上智大学では、2001年10月1日に「上智大学発明等規程」を制定しました。職務発明について定義した上で、発明が生じた場合は届け出に基づいて発明委員会にて審議を行い、機関帰属の可否について判断します。機関に帰属した場合は、大学で発明を管理します。

上智大学知的財産ポリシー(2013 年11 月 1 日制定)

上智大学は、「産官学連携ポリシー」に基づき、研究成果を社会に積極的に還元して、社会の福祉と発展に貢献することを方針の一つとして掲げています。その方針に合わせて、知的財産においては、その創出、保護、活用という知的財産創造サイクルを円滑に循環させることが必要と考え、その基本的な考え方として、ここに「上智大学知的財産ポリシー」を定めます。

1. 知的財産の創出

  1. 上智大学は、人材の育成および研究環境の整備・充実等において、積極的な方策を講じて、知的財産の創出を推進していきます。
  2. 上智大学は、知的財産の重要性についての認識向上のために、継続的に啓発活動を行っていきます。
  3. 上智大学は、産官学の連携を図ることによって研究活動を活性化させ、知的財産を創出すべく努めていきます。

2. 知的財産の保護

  1. 上智大学は、職務発明となる知的財産を適切に評価・承継し、権利化することによって、産業界等において効率的な活用を図るとともに、権利の保護を適切に行っていきます。
  2. 上智大学は、発明者等に対し、褒賞及び実施料等について適切な取扱を行い、知的財産創造サイクルに資する形で還元していきます。
  3. 上智大学は、承継された知的財産を、適切に管理し、定期的にその財産的価値を見直ししていきます。

3. 知的財産の活用

  1. 上智大学は、知的財産が産業界等で効率的に活用されるように、積極的に技術移転を図っていきます。
  2. 上智大学は、知的財産を公開し、持続的に広く社会貢献できるよう、情報発信をしていきます。
  3. 上智大学は、共同研究、技術移転等で得られた成果を学内研究環境の改善や研究資金等の資源とすることで、新たな知的財産の創出に繋げていきます。

学外共同研究・委託研究等の実績

上智大学 Sophia University