上智大学

学部・大学院 理工学専攻数学領域

最先端の数学を学べる

本領域の教育・研究指導の中心は「数学ゼミナール」です。このゼミナールは、各院生が研究の基礎の専門書や論文を精読して発表することから始め、各自の研究テーマ設定後はその経過や成果を発表することになります。この際に指導教員による研究指導も行われ、論文の完成を目指す学生にとって実に重要な学びの場となっています。また、講義を通して現代数学の話題に広く触れつつ自ら学ぶことも重要です。このように本領域で数学の学修・研究をする環境は充実していますが、最も大切なことは、自分で問題を見つけそれを解決し発表する、という研究活動を、実際に行うことだとわれわれは考えています。考え続けた問題が解けた時の喜びは強く大きいものです。それを在学中にぜひ体験してください。また、教員を目指す場合には、本領域で学んで専修免許を取得することもできますので、それを目標に進学することも歓迎します。

本領域の前身である旧数学専攻の実績は、博士前期課程は1969 年に修士課程として設けられ、これまでの課程修了者は169 名です。終了後の進路は約30%が進学、その他は中学・高等学校の教員や企業等に就職しています。博士後期課程は1972年に設置され、単位修得満期退学者を含めて47名が課程を終え、24 名が理学博士号を得ています。進路は約65%が大学で職を得、他は学校・企業等に就職しています。

丁寧な研究指導

本領域では、1人の専任教員につく大学院生の数は平均すると約1名です。学生数の多い国立大学などと比較すると、各人のレベルに応じたきめ細やかで丁寧な研究指導が行われています。

研究に便利な環境を整備

中央図書館とは別に数学図書室があり、図書検索システムも通じて、35000冊の専門書や論文誌を、身近に利用できます。また、大学院生へのノートPCの貸与も行なっています。

委託聴講生制度

上智大学、中央大学・学習院大学・国際基督教大学・立教大学・東京女子大学・津田塾大学・日本大学・日本女子大学・明治大学・東京理科大の11大学で大学院数学連絡協議会を構成。委託聴講生の制度によって、これらの大学の講義を聴講し単位の修得および修入単位への算入が可能です。

修了生の最近の主な研究テーマ

  • The ring of integers of a family of D8 -extensions coming from a generic D 8 -polynomial over Q
  • 行列環 Mn (Q)のゼータ関数について
  • Gauss sums on S L( 2 ,p )
  • Cells in some Coxeter groups
  • 6 次複比型 Noether 問題に関連する計算的研究
  • Global Properties of the Time Delay Differential Equation Model in Epidemiology
  • Orthomorphisms of General Linear Groups and Strong Complete Mappings of Dihedral G roups
  • Optimal Investment in Correlated Stocks and an Index Bond for Defined Contribution Pension
  • サーキットブレーカー制度を考慮した商品先物のリスク評価
  • Cluster Variables on Double Bruhat Cells and Monomial Realizations of Crystal Bases
  • Product formula for extremal projectors of q -boson algebras
  • 近似計算を利用した種数1のBelyi 対の計算
  • 有限体上のGL 2共役類に付随する軌道ガウス和の決定とその応用について
  • ウェーブレット分散を応用した原油先物のリスクに関する考察
  • Dirichlet L 関数の明示公式と非自明零点の1-level density
  • 6 次以下の種数1のdessin のGalois 軌道の決定
  • 重複ありのウェーブレット変換を利用した原油先物のリスクに関する考察
  • A study on Eisenstein series over finite fields
  • 統計的前処理を施した遺伝的プログラミングの応用
  • 2次ディリクレL- 関数の実軸に近い零点の分布について