外国語学部

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「3言語」「3視座」を通じて、地球的視野で考え行動する

Learning at Sophia 外国語学部編|上智で身につける3言語3視座

外国語を学ぶことは、多様性を知ること

#Sophian 外国語学部で学ぶ上智生

国際社会について知識を深めたい。海外の生活や文化に興味がある。将来、国際協力に関わりたいという想いから。外国語学部で学ぶ学生は、言語だけでなく、さまざまな関心や知的好奇心を学びのきっかけとしています。自分自身の「好き」を起点とすれば、日々の学びはより豊かで楽しいものとなるでしょう。

#Three Languages 専攻語・英語・母語を駆使して世界を読み解く

まずは母語で自らの考えや気持ちをしっかりと表現できることが大切。そのうえで「英語+専攻語」の2言語を学ぶことで、言語運用能力だけでなく、各言語の背景にある、歴史や思想に基づいた多角的な視点を自らのものとします。現場でのコミュニケーションの積み重ねを重視する点も、学部の学びの特徴です。

#Sophia Foreign Studies 上智大学外国語学部で学ぶということ

外国語学部が目指すものは、単に外国語を流暢に話せるスキルの獲得ではありません。国や地域で使われている言語の裏側にある歴史や文化などを広く理解しようと努める姿勢こそが大切です。地域ごとのローカルな事情を理解したうえで、グローバルに行動できる人へと成長する。それが外国学部での学びです。

学部の特色

「3言語×3視座」を身につけ、世界規模で人を、地域をつないでいく人へ

「読む・書く・聴く・話す」という専攻語に関する確かな言語運用能力を身につけながら、英語・日本語を加えた「3言語」を駆使して専攻語圏地域を研究します。その中で養われるのが「3視座」、すなわち「地域」の多様性を理解する、世界を俯瞰し問題意識を育む、地域や世界と比較することで「日本」を再認識し世界に発信する、という3つの姿勢です。異なる視点から物事を見ることでさまざまな違いに気づき、違いを越えて強調する知恵が生まれます。それが、他者と協調し、地球的視野で考え、行動する力につながるのです。

地域研究を通して立体的な視野を育む「研究コース」

3年次に、9つの「研究コース」から1つを選択し、自分が関心のある領域について専門的な研究を進めていきます。

教育の目的・方針

外国語の高度な運用能力を養い、それをもとに、9つの研究コースにおいて、各専攻語が使用されている地域に関する地域研究、また言語研究、国際政治論研究、市民社会・国際協力論研究を行うこと

各専攻語の運用能力、専門研究を通じて獲得した知識と複眼的な視点を基盤として、グローバル化する社会に貢献しうる人物、並びに地域研究、また言語研究、国際政治論研究、市民社会・国際協力論研究の専門家を養成すること

本学部は、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与する。

 

  1. 人間に固有に備わる言語について多面的に考察する力
  2. 日本語を含む諸言語の普遍性と多様性を理解し、さまざまな言語事象について探求していく力
  3. 社会、文化、教育など人間の生活における言語の幅広い役割を認識し、獲得した知識を積極的に活用できる力
  4. 特定の国・社会・地域を、歴史・政治・経済・社会・文化など分野横断的に研究する力
  5. 特定の国・社会・地域の事象や問題に関心をもち、専門的知識を駆使して深く分析する力
  6. 日本を含む複数の国・社会・地域を比較することで、それぞれについて相対的に考察する力
  7. 国際政治および市民社会・国際協力に関心をもち、専門的知識を駆使して深く分析する力
  8. 日本語、英語を含む複数の言語で書かれた資料を読み、議論する力

本学部では、ディプロマ・ポリシーに沿って、いずれも学生の能動的・積極的な参加を前提とする第一主専攻科目および研究コース科目によってカリキュラムを編成しています。

 

  1. 【第一主専攻・専攻語科目】1・2年次においては専攻外国語の基本的な運用能力を体系的・実践的に修得させる。それを土台に、3・4年次においては、より実践的、かつ専門研究に取り組む上で十分な運用能力を身につけさせる。オールラウンドな語学の基礎力が身につくように、口頭・筆記による練習を中心に授業を進める。
  2. 【第一主専攻・語圏基礎科目】主に1・2年次において、専攻語が使用される地域における歴史・政治・経済・社会・文化・言語に関わる基礎的な知識を修得させる。講義形式を中心に、必要に応じ、グループワークやプレゼンテーションを織り交ぜながら授業を進める。
  3. 【研究コース・導入科目】2年次秋学期に学生は各自の興味関心や志向にしたがい研究コースを選択するが、その準備段階として1・2年次生において、研究に必要な基礎的知識と方法論を修得させる。講義形式を中心に、必要に応じ、グループワークやプレゼンテーションを織り交ぜながら授業を進める。
  4. 【研究コース・コア科目】主に2年次以降、研究コースでの学びの中核として、それぞれの専門分野について知識と問題意識を深め、多角的に学ぶ。講義系科目では、必要に応じ、グループワークやプレゼンテーションを織り交ぜながら授業を進める。語学系科目では、高度な言語運用能力を身につけさせるための練習も取り入れる。
  5. 【研究コース・演習科目、卒業論文】3・4年次においては、それぞれの専門分野について自ら研究課題を設定し掘り下げることで、主体的な研究能力を養う。さらに、卒業論文・卒業研究を作成することにより、構想力・論理的思考力・表現力を身につけることができる。論文の書き方を修得させるとともに、プレゼンテーションとディスカッションを中心に授業を進める。

日本語の運用能力を基盤に、外国語運用能力の獲得に真摯に取り組むことのできる学生を求めています。また、単に言語運用能力にとどまらず、自らの住む地域から世界全体に至るまで起こっていることに積極的に関心を持ち、それを自分の問題として考え、解決策を見出していこうと努力を重ねていけることを期待します。

上智大学 Sophia University