言語教育研究センター主催「第5回上智大学留学生日本語スピーチコンテスト」が2022年12月18日に開催されました。本学で日本語を受講中の留学生が、学習成果を公の場で発表する機会として、初級・中級部門と中級後半~上級部門の2部門で行われました。当日は一次審査を通過した各部門5名の学生が登壇しました。
審査は、言語教育研究センター長の藤田保教授や、上智大学名誉教授・公益財団法人英語検定協会会長の吉田研作氏ら5名によって、内容・構成・言語の明瞭さ・話し方などを考慮して行われました。
中級後半~上級部門は、スピーチタイトル「私と新型コロナウイルス」の言語科学研究科言語学専攻のチン カイさん(中華人民共和国)が優勝しました。チン カイさんは、コロナ禍での体験をもとに、ウイルスとの闘いは一人では勝ち抜けず、困難なときこそ人と人の絆を強めるべきだと力強くスピーチしました。
初級・中級部門は、スピーチタイトル「平凡な日常の魅力」の国際教養学部国際教養学科のナヴァロ ネル ダワラさん(フランス共和国)が優勝しました。自身が来日して発見した日本人が気づきにくい日常の風景について話し、平凡な日常の中にある素晴らしい風景を再発見しようと呼びかけました。
他の入賞者は以下の通りです。中級後半~上級部門準優勝:リュウ ブンキさん(文学部新聞学科・中華人民共和国)、初級・中級部門準優勝:リ デレン シェング フェさん(国際教養学部国際教養学科・オーストラリア)。
今回は審査員特別賞が設けられ、中級後半~上級部門のコウ ウコウさん(総合人間科学部心理学科・台湾)と初級・中級部門のデ ボノ ジョルダンさん(グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻・マルタ共和国)が選ばれました。
コンテストでは、LLCでイスパニア語のチューターとしても活躍しているカリストリ 水蓮さん(外国語学部英語学科)が、司会を務めました。また、スピーチコンテスト本選出場者の練習に協力してくれた課外活動団体「Lingwave」の学生が、当日も応援に駆けつけて出場者と喜びを分かち合いました。