「小さい頃から新しい何かをつくり、人を笑顔にすることが大好きなんです」と語る経済学部経済学科3年の窪田美玲さん。学科間の垣根を越えて学んだ先に見い出した自分の新たな可能性とは?
自分の学科から一歩も二歩も飛び出してみる
私が経済学科を選んだのは、高校の授業で経済学に触れたことがきっかけです。私たちの暮らしを取り巻く人、モノ、お金、限られた資源をどのように使えば、社会がよりよくなっていくのかを専門的に学びたいと思ったからです。
金融論という授業は特に印象に残っています。金融の仕組みについて一から学び、またグループディスカッションでは、他の学生の意見を通して自分では考えもしなかった新たな視点を身につける事ができました。
また、上智大学の経済学部には経済学部と経営学科の2学科があります。この学科間の垣根が本当に低くて、経済学科の学生が経営学科のゼミに、経営学科の学生が経済学科のゼミに参加できるんです。
私も所属は経済学科ですが、経営学科のゼミでマーケティングを学んでいます。経済学とは違う視点で社会を捉えることができるので、大きな刺激になりますね。商品を売るというシンプルな仕組みも、長い歴史の中でものすごく工夫されて現在に至っています。商品を売るという当たり前の行為の奥深さについて、経営学を学ぶまでは気づきもしなかったので、今はゼミでの勉強がとても楽しいです。
上智大学は文系も理系も全学部が同じキャンパスにあり、少人数の授業が多いので、他学部の学生たちと知り合う機会がとても多いですし、彼らと交流することで、自分の専門とは異なる視点から物事を見る面白さに気づくことができました。想像していた以上に優秀な学生が多くて刺激を受けることが多々あります。彼らと話をする中で、もっと深く学びたい分野が見つかることもありましたね。
将来は創造性で暮らしを豊かに、人を笑顔に
私は新入生の履修や大学生活をサポートするヘルパーとしての活動も行っています。コロナ禍で新入生のオリエンテーションキャンプが宿泊形式で開催できなかったのが本当に残念で。オンライン企画や時間に制限がある中での対面企画など、少しでも新入生に上智に入学してよかったと満足してもらえるような企画を考えるのはとても大変でしたが、新しいことにチャレンジすることも多くて私自身も成長できましたし、いい経験になりました。
私は小さい頃から新しいモノ・コトをつくり、人を笑顔にすることが大好きなんです。将来は、自分が一から考えたアイディアを世の中に発信して、人々の暮らしをもっと楽しく豊かにしたい。経済学科と経営学科、両方で学んだ知識を生かして社会に貢献していきたいですね。
※この記事の内容は、2021年5月時点のものです