“自分がなりたい人間”になるために。

竹下 めぐさん
経済学部 経営学科 3年

「私には、夢というより『こういう人間になりたい』という想いがあります」と語る経済学部経営学科3年の竹下めぐさん。授業やボランティア活動を通じて学びを深める中で彼女が描く将来の人間像とは?

授業でもゼミでも、自ら発信者の輪の中に

私は経営の領域を幅広く学ぶために経営学科を選びました。特に興味があったのは組織論とマーケティング論。組織論の授業では文字通り組織に関する理論を中心に学びますが、毎回必ずディスカッションで意見を出し合うのは、私の視野を広げてくれる有意義な取り組みでした。

全学部が同じキャンパスにあるから、上智では他の学部の授業も自分の興味や関心にあわせて履修しやすいんです。それを活かして、1~2年生の頃は神学部の授業を履修したこともあります。大学に入学する前はずっとミッションスクールに通っていたので、宗教に関する理解を深めたい、専門的な知識を身につけたいと思っていました。

3年の現在は、1~2年生の学び身につけた基礎知識をもとに、マーケティングを専門とするゼミに所属して勉強に励んでいます。同期にも先輩にも意欲的な人が多く、自分にはない斬新で面白い視点からの意見をくれる。とても刺激的ですね。

授業で積極的な意見を求められることが多いというのもあるかもしれませんが、とにかく私の周りには、自分の意見を積極的に発信する人が多いんです。それに加え、世界各国からの留学生も多いですし、思いやりがあって人として尊敬できる人もたくさんいます。多様なバックグラウンドを持った人たちと深く関わることで、私自身もより相手のことを考えたり、先を見据えて行動したりできるようになりましたね。

前代未聞の状況下でも、人と社会に貢献を

私は、新入生の履修や大学生活を学科の先輩としてサポートするヘルパーをしています。新入生を対象としたオリエンテーションキャンプの企画や運営もヘルパーの活動のひとつで、通常であれば1泊2日の合宿形式で開催していたのですが、コロナ禍では感染対策を徹底するためにオンラインで開催。前例のない形式だったので、シミュレーションを重ねて挑みました。その甲斐あって当日は大成功。大きな達成感が得られました。

SDGsに関するボランティア活動も高校時代から続けています。その意味では、SDGsやサステナビリティに大学として積極的に取り組んでいるというのも、私が上智大学を選んだ理由の1つです。私が関わった具体的な活動内容としては、ひとり親の支援や、賞味期限が切れる前の食品や必需品を集めて必要とする人に届けるフードドライブという活動のサポートですね。どんなボランティア活動も、口で言うほど簡単じゃない。でも、自分にできることは率先して行い、少しでも社会に貢献できるよう頑張っています。それが自分の成長にもつながりますから。

“自分なりの想い”とグローバルマインドを持ち合わせた人になるために

私には、夢というより「こういう人間になりたい」という想いがあります。それは“私が考える定義”に沿ったグローバルマインドを持ち合わせた人間です。

一般的にグローバルな人間というと、語学に秀でた人をイメージする人も多いでしょうし、実際語学力はこれからの社会を生き抜く上で重要だと思います。でも、私が思うグローバルな人というのは、社会問題に目を向けたり、異文化を理解したりできる人。思いやりを持って人に接するというような基本的なことも大事です。卒業後は、こういう自分なりの定義に沿ったグローバルな人間として、社会に出て活躍したいと思っています。

※この記事の内容は、2021年5月時点のものです

上智大学 Sophia University