3月24日、在学中にボランティア活動を行った先輩3人を迎え、自らの経験や気づきについて発表する報告会が行われました。主催したボランティア・ビューローは、本学のボランティア支援窓口として各種情報の提供や支援活動を行っています。昨年10月には、コロナ禍以降オンラインで行ってきた宮城県南三陸町での活動が現地で実現するなど、徐々に実際に現地へ赴き、直接人と交流する活動が活発になってきました。共催の「上智大学ボランティアぷらっとほーむ」は、ボランティア・ビューローと協働で活動する学生の有志団体です。
報告会では、「飯館村交流ボランティア」「飯館村プロジェクト」「南三陸町×上智大学リモートプロジェクト」に参加した3人が、自ら行った活動内容について発表。また、経験から得られた学びや面白さについても言及しました。発表者は「学部学科や学年、出身地など異なるバックグラウンドを持つ学生との活動に最初は戸惑ったが、対話を重ねることで、各々の個性が活きる企画を考えることができました」「正解がない活動の中で、自分たちに何ができるのかを模索しました」など、声を揃えて、活動を充実させるには上智生間はもちろん、中学生や地域の人々など共に活動を行う人との『対話』が大切だと話しました。
発表後の座談会では、参加者からボランティアを始めるに至ったきっかけや活動後の変化などの質問が寄せられ、ボランティア活動を始めようという気持ちの高まりがみられました。
報告会を見守った前学生センター長補佐の大塚祐子外国語学部教授は、「コロナ禍で制約のあった中、自ら考え、他者のために行動してきた学生たちを誇りに思います。彼らの経験談を糧に、今後も後輩たちによってボランティア活動が続くことを願っています」と振り返ります。