第16回北部タイ大学生 日本語スピーチコンテストが開催されました

優勝者には1年間の留学機会の提供

3月4日、タイ北部のチェンマイ市において、「第16回北部タイ大学生 日本語スピーチコンテスト」が開催されました。在チェンマイ日本国総領事館とタイ王国元日本留学生協会北部支部が主催。本学は2011年から同コンテストを後援しており、優勝者に1年間の留学機会を提供しています。コロナ禍のため3年ぶりの開催となった今回、優勝賞品目録のプレゼンター及び審査員として、西澤茂高大連携担当副学長、審査員として言語教育研究センターの永澤済准教授が出席しました。

優勝したチェンマイ大学3年のスパトライウォーラポンさん
西澤茂高大連携担当副学長(中央)と永澤済准教授(右端)が参加

一次審査を通過した20人が最終審査で1人5分のスピーチを行いました。家族や周囲の人々とのふれあいを通しての気づき、家族へ感謝の気持ちといったものから、自信を持つことの大切さ、外見にとらわれず生きるといった思春期の若者の繊細な心の内を表現したものなど、個人的な体験を中心に展開したスピーチが披露されました。ユーモアを交えて語る出場者も多く、緊張感がありながらも和やかなコンテストとなりました。

審査が行われている間、出場者と観覧者は上智大学の紹介ビデオ、チェンマイ大学の学生による日本の歌と踊りの公演、領事館による日本留学の説明を聞き、結果発表を待ちました。

厳正な審査の結果、チェンマイ大学3年 ガウィター・スパトライウォーラポンさんが優勝しました。「雨上がりの花みたいに」と題し、人生には、晴れの日のような幸せな時もあれば、雨の日のような辛い時もある。花たちも咲くためには雨の日が必要なように、辛い時も勇気を出して頑張って成長していこうと語りました。 スパトライウォーラポンさんには、年間の授業料免除のほか往復の渡航費用や生活支援金などが支給され、今年の9月から1年間、本学で日本語科目を中心に学ぶ予定です。

上智大学 Sophia University