SUP上智大学出版より『ホセ・グァダルーペ・ポサダの時代-十九世紀メキシコ大衆印刷物と版元パネガス=アロヨ工房』を刊行しました

長谷川ニナ(上智大学外国語学部イスパニア語学科教授)【著】、八木啓代【編訳】

19世紀メキシコの大衆印刷文化に関する本邦初の研究書

印刷文化が花開いた19世紀メキシコの、「オハ」とよばれる庶民向け印刷物から当時の庶民生活・文化・価値観などを鮮やかに読み解く。

メキシコ近代美術の父と言われるホセ・グァダルーペ・ポサダは世界で一番有名な骸骨の貴婦人「カトリーナ」の作者である。そして、ポサダの作品の多数を世に送り出したバネガス=アロヨ工房について、近年研究が一気に進んでいる。

本書では、両者の関係に光を当てるとともに、まだ研究がほとんどされていないメキシコの当時の文化や風俗について丁寧に分析をする。

ぎょうせいオンラインショップ、全国主要書店および紀伊國屋書店上智大学店で販売中。

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