コロナ禍によって、留学を含めた多くの海外プログラムが中止となっている中、本学では、春学期中に海外の大学の学生とオンラインで共に学び、交流するイベントを実施しました。
「世界の高等教育機関における学び」をテーマとして、7月11日にマレーシア日本国際工科院(MJIIT)、続いて7月30日にエジプト日本科学技術大学(EJUST)と繋ぎ、世界の高等教育のトレンドやコロナ禍での学びについて理解を深めました。本学からは、複数の学部学科・研究科の学生約20名が、それぞれの交流会に参加しました。
交流会では、両大学の設立や発展に尽力された独立行政法人国際協力機構(JICA)人間開発部次長の梅宮直樹氏による講義の後、それぞれの大学の学生が、大学や学生生活について紹介し、続いて、複数のグループに分かれて、意見交換を行いました。
参加学生達は、オンライン授業については、ネットの接続環境により障害がある一方、物理的な制約にとらわれない柔軟な学びを歓迎するなど、異なる国においても共通の課題を認識したと同時に、日本の学生が経験するアルバイトの文化などについては、海外の学生から多くの質問がありました。交流後のアンケートでは、多くの学生がオンライン交流会に満足したことが伺えました。
本学では、通常の授業においても海外の大学と繋ぐCOIL(オンライン国際交流学習)を実施しています。
今年度の夏期休業中には、オンラインサマープログラム「東南アジアに学ぶ:強靭で持続可能な未来社会の共創」(https://sophia-ged.com/ja/osp2020/)の実施を予定しています(申込は8月26日 17:00締め切り)。このプログラムでは、6日間でタイ、マレーシア、フィリピン3か国4つの高等教育機関の著名な教授から特別講義を受け、それぞれの国の学生とオンラインで議論・交流を行います。
コロナ禍でも、グローバルな学びを止めない本学の挑戦は続きます。