一般社団法人電気学会半導体電力変換技術委員会の主催で「パワーエレクトロニクス動画コンテスト2018」が行われ、本学エレクトロニクス研究部の作品が優秀賞を受賞しました。このコンテストは「パワーエレクトロニクスが面白いもの、役立つものということが一般の人にも判ること」を選考基準に定め、広く動画を募集しています。
エレクトロニクス研究部では「パワーエレクトロニクス~暮らしを支える確かな技術」とのタイトルで動画を制作。「コンセントから効率よく必要な電圧を取り出すスイッチング電源」「電車などで、電圧と周波数をコントロールして省エネを実現するVVVFインバーター」「高電圧を発生させ、放電音で演奏もできるテスラコイル」など、パワーエレクトロニクスの技術が身近に使われている3つの例を紹介しています。
エレクトロニクス研究部は、普段から電子工作やソフトウェア開発を行うインカレの技術系サークルです。今回の動画は日本大学理工学部3年の畑田翼さんを中心に制作しました。畑田さんは「自分たちの活動を外部に向けて発信することで、電気の面白さをいろいろな人に知ってもらいたい。動画の制作にあたってはNHKの教育番組などを参考に、構成などを工夫しました」と話しています。
また、部長の松尾瑛人さん(理工学部情報理工学科3年)は「部員全員が協力してこの動画を作り上げました。優秀賞を受賞できたことは部全体としての取り組みが高く評価された結果だと思います。部の目標である『エレクトロニクスの面白さを周りに伝える』ことが少しでも達成できたのではないかと考えています」と話しています。
今後の抱負として「子どもたちのワークショップに参加するなどして、さらにエレクトロクスの魅力を伝えていきたい」と話しています。
「パワーエレクトロニクス~暮らしを支える確かな技術」はYouTubeで公開中。
https://www.youtube.com/watch?v=R5hyrU2egJY