今まで以上に面白くて充実した人生は、勇気を出して国境を越えた先にある。

イザック・ソリッド
国際教養学部 2年

「新しい文化を体験すると、私たちの人生は今まで以上に面白く、充実したものになります」と語る国際教養学部2年のイザック・ソリッドさん。オープンマインドをモットーにノルウェーから日本に渡った彼が描くキャリアパスとは?

勇気を出して飛び込んだグローバルな学びの場で新たな視点を身につける

ノルウェーの学生が、遠く離れた日本の大学を進学先として選ぶのは珍しいこと。家に近い大学を選んだほうがよほど楽です。でも、思いやりや自律といった日本人の精神性とその文化を学んできた私にとって、学業と将来のキャリアの両方に役立つスキルを学ぶ場所は日本以外に考えられませんでした。慣れ親しんだ場所から離れ、新たな環境に飛び込むためには勇気が必要。でも、その一歩を踏み出してこそ、本当の意味で自分を成長させることができると思い、留学を決意しました。

上智大学の国際教養学部を選んだのは、国境を越えて1人の人間として行動できるグローバルシティズン(地球市民)の育成に力を入れている点と、現代のグローバル社会を理解することを重視している点に大きな魅力を感じたからです。日本で学ぶという決断をしたのは、もちろん私一人だけではありません。上智大学には、同じような決断をした学生が世界中から集っています。キャンパスにはさまざまな文化と言語が溢れていて、上智がグローバルな大学であることを日々実感しています。授業の中でも外でも、毎日必ず新しいことが学べますし、学習環境も多様性に富んでいる。刺激的な学びが多いことも、上智の好きなところです。

国際教養学部のカリキュラムはフレキシブル。自分の興味関心や、目指したいキャリアに沿って、多彩な科目の中から授業を自由に選択することができます。そのようして身につけた基礎を土台に、専門的な知識を積み重ねる中で、自分が本当に追求したい領域が見えてきて、私は国際経営・経済学コースを専攻に選びました。将来はグローバルな市場経済の現場でキャリアを築きたいと思っていますが、国際教養学部では、その目標を達成する上で必要な教育が受けられていると感じます。

一国の決断が全世界に影響するから国際関係は面白い

今日の世界は、さまざまな国際関係によって成り立っています。世界各国がグローバルな市場経済でつながっている以上、一国の決断が世界の裏側にも影響を及ぼす可能性があるなんて、面白いと思いませんか? 地政学的環境は常に複雑で流動的であり、特に経済やビジネスの観点から将来を予測するのは不可能に近いこと。だからこそ、ありとあらゆる状況に備えなければなりません。私は、授業で世界が不安定だからこそ恵まれない人々を支援する非政府組織の存在が重要であると学び、また、このような組織がセーフティネットの役割を果たしている現実があることを知りました。ビジネスや経営専攻の授業でこのような事例を学ぶことができるとは思っていなかったので、新たな知識と視点を身につけることができましたね。

特に印象に残っているのは、思考プロセスに焦点を当てた授業。意見をまとめる方法には2つあり、集めた証拠から結論を導き出すこともできるし、結論ありきで証拠を探すこともできるというのは本当に驚きでした。この授業を受けて初めて、確証バイアスのコンセプトも腑に落ちました。潜在意識のレベルで知らぬ間に人の意見を排除していることがあるんですよね。この授業のおかげで、常にオープンマインドでいることの重要性が再認識できましたし、自分の世界に対する見方や学びに対する姿勢がいい方向に変わりました。

最近は自分の専門分野以外の授業も積極的に履修しています。すべての学部が1つのキャンパスに集約された上智では、自分の興味のある分野について自由自在に学ぶことができる。これはキャンパスが複数あるような規模の大きい大学では難しいと思います。また、授業も少人数制なので、講義を聞く時間以上に議論をする時間が多い。さまざまなバックグラウンドを持つ学生から飛び出すユニークな意見を起点に議論が広がる。だから上智の授業で退屈することはありません。実体験や実例に基づく意見も議論の中で出てくるので、授業の中で学んだ理論を実生活に当てはめて考えるということも自然とできるようになりました。これは卒業後も必要となるスキルですし、将来のために必要な下準備と言えますね。

多様な文化と繋がりは人生を価値あるものにしてくれる

卒業後は国際関係の仕事に就いて、ノルウェーと日本の政治的および文化的な繋がりを強くしたい。この二国は昔から友好関係にありますが、より互恵的な関係をつくる余地はまだあると思っています。両国で暮らした経験のある自分にしかできないような貢献がしたいですね。勇気を出して国境を越え、新しい文化を体験すると、私たちの人生は今まで以上に面白く、充実したものになる。グローバル化が加速する現代で、このような体験を容易にする政策こそ、これからますます重要になるのではないでしょうか。

留学を決意した当初は本当に不安でした。でも、若いうちに一歩を踏み出し、視野を広げる機会を逃すなんて、もったいない。真のグローバルシティズンを目指す私にとっては、それはチャンスを逃すようなこと。そう思って上智に入学しましたが、この決断は間違っていなかった。世界有数の大都市である東京の中心で学ぶというのはとても貴重な経験ですし、上智の美しいキャンパスほど学生生活を送るのに適した場所はないとさえ思います。でも、私に最も大きな影響を与えてくれたのは、上智で出会った多くの人々。自分のホームタウンに留まっていたら、彼らとの繋がりは決して得られなかったと思いますし、そういう意味でも上智の一員になれたことを心より嬉しく思っています。

※この記事の内容は、2022年1月時点のものです

上智大学 Sophia University