ソフィアンの学び方
全学部が一つのキャンパスに集う上智。イスパニア語学科の青栁さんは、留学や学内イベント、他学科の授業などを通じて、自らの関心を広げてきました。
幼少期を過ごしたアメリカで、日本語とは違う別言語として初めてスペイン語を耳にしたとき、「世界にはこんな言葉があるんだ、かっこいい」と幼心に思ったことが興味を持ったきっかけです。帰国後、高校時代に第二外国語として学んだことでさらにその魅力に引き込まれ、「もっと勉強したい、交換留学もしてみたい」という思いが芽生え、語学を専門的に学ぶことができ、なおかつスペインに協定校が多い上智大学を選びました。
まずは、長期留学に耐えられるかを試そうと、1年次の春休みにスペインでの短期研修に参加しました。現地では、文法・コミュニケーション・文化の講義をすべてスペイン語で受講。授業で学んだ単語が、バルで教わったスラングと関連があることを知るなど、学びが実際のコミュニケーションに生きたと実感でき、嬉しかったです。一方で準備をしていったつもりでも、相手の話は理解できるのに、自分の言葉でなかなか返せないもどかしさも感じました。上智に戻ってからは、さらなる語学力向上を目指すために、語学学習を支援してくれるLanguage Learning Commons(LLC)を活用し、ウルグアイで長期留学経験がある先輩から指導を受けて会話のスキルを磨きました。
そしていざ1年間の交換留学へ。街の雰囲気と人の温かさに魅了され、留学先は短期研修と同じスペイン・ビルバオのデウスト大学に決めます。言語学を中心に、社会学、スペイン語の文学、バスク語など興味のある科目を幅広く受講し、短期研修では叶わなかった課外活動も充実させました。特にバスクダンスと出会えたことで、バスク文化の奥深さを知り、現地の人とも交流が深まりました。そのときに知り合った方の紹介で、帰国後に映画製作のアテンドをする機会にも恵まれます。スペイン語力の向上に加え、現地でしか味わえない経験を通じてスペインの文化や人々の暮らしをより深く理解できました。
留学だけでなく、興味を持ったことには積極的に飛び込み、学科の枠にとらわれず学びの幅を広げてきました。理工学部開講の「言語情報学入門」がその一例です。言語を情報学の視点から分析する発想に触れ、新たな視座を獲得するきっかけになりました。また、全学共通科目の輪講では音声学と出会えました。毎回異なる専門分野の先生方の講義を受けるなかで関心が広がり、今では関連するテーマで卒業論文を執筆しています。
正課外でも、様々なイベントに参加してきました。イベント運営にも携わった「アフリカWeeks」、学内書店で本の魅力を発信する企画を考える「書店フェアコンテスト」、キャンパスツアーガイドなど、挙げればきりがありません。
学びを広げるうえで心掛けているのは、学内の情報をこまめにチェックすることです。私は学内ポータルサイト「My Sophia」や大学公式サイトをよく見ていて、先生の研究に関する記事やイベント情報、大学からのお知らせ、Sophia Student Integration Commons(SSIC)からの案内などを通じて、新たな関心を見出してきました。知的好奇心の赴くままに様々な挑戦ができることも、すべての学びが四谷キャンパスに集結している上智の魅力だと感じています。
今も学びたいことは尽きません。最近気になっているのは、アフリカとの協働から国際協力や地球規模の課題について学ぶ日本アフリカ協働実践プログラム(SAFICs)です。新たに始まったプログラムなので、機会があれば受講してみたいですね。
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青栁 寿咲
- 外国語学部 イスパニア語学科4年
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幼い頃から憧れ続けたスペイン語を極めるため上智大学へ進学。短期研修や交換留学で語学力向上に励みながら、学内のイベントに多数参加。専攻以外でも、駐日ブルキナファソ大使館でのインターンシップや、紀伊國屋書店でのビブリオバトルなど、様々な経験と研鑽を積む。現在は音声学の視点からバスク語に迫る卒業論文を執筆中。
掲載:Sophialogue Vol.1 2026 AUTUMN / WINTER(p.10–11)
※この記事の内容は、2026年11月時点のものです。