2026年9月19日(土)、秦野キャンパスにおいて上智大学短期大学部の閉学式を挙行しました。9月10日(木)には最後の学生への学位授与式が行われており、短期大学部としての教育活動を終えました。閉学式には、卒業生、元教職員、地域・学院関係者ら約140名が出席し、1973年の開学以来53年半にわたる歩みを振り返るとともに、これまで支えてくださった方々への感謝を共有しました。

閉学感謝ミサで、これまでの歩みを振り返る

短期大学部の歩みに感謝を捧げ、今後の歩みを祈る閉学感謝ミサ

閉学式に先立ち、111教室で「閉学感謝ミサ」が執り行われました。ミサでは、短期大学部にこれまで注がれた恵みと、教育を支えてきた教職員、学生、卒業生、地域の方々への感謝を捧げるとともに、ここで育まれた学びや人とのつながりが、これからもそれぞれの歩みの中で受け継がれていくよう祈りが捧げられました。

受け継がれる短期大学部の教育の精神

式辞を述べる山本学長

式は、聖マリア修道女会のシスターであり、元短期大学部准教授の小林宏子氏による聖書朗読「善いサマリア人のたとえ」から始まりました。この一節は、本学の教育の精神「For Others, With Others(他者のために、他者とともに)」に通じるものとして選ばれました。続いて山本浩学長が式辞を述べ、短期大学部が大切にしてきた「一人ひとりに向き合う教育」を振り返りました。少人数教育、アドバイザー制度、ゼミナール教育に加え、外国につながりのある子どもたちへの日本語・教科学習支援などのサービスラーニングを通じ、学生が教室の内外で他者と関わりながら成長してきたことに触れました。

53年半の記憶をたどり、未来へ

式典では、秦野市長の高橋昌和氏、上智大学短期大学部ソフィア会会長の平野由紀子氏から挨拶があり、続いて学生歌「英知の丘」「緑の丘」が披露されました。「緑の丘」の歌唱前には、作詞した近藤佐智子名誉教授が歌詞に込めた思いを語りました。卒業生代表として、2024年度ジェラルド・バリー賞受賞者で、現在は上智大学神学部に在籍する三品小英桜さんが挨拶。その後、53年半の歴史を写真で振り返るスライドが上映され、各時代の学生生活の様子やキャンパスの風景が映し出されました。

短期大学部と秦野市との長年のつながりに触れる高橋秦野市長
卒業生を代表し、短期大学部への思いを語る平野ソフィア会会長
北村さおり元短期大学部講師による学生歌の歌唱
短期大学部での学びを振り返る卒業生代表の三品さん
関係者への感謝と、教育の精神を未来へつなぐ思いを語るアガスティン理事長

学校法人上智学院のサリ・アガスティン理事長は感謝の言葉の中で、短期大学部が約13,000名の卒業生を送り出してきたことや、秦野市との連携、サービスラーニングをはじめとする教育・社会貢献の歩みに言及しました。また、短期大学部の教育理念は、卒業生一人ひとりと上智学院の教育の中にこれからも受け継がれていくと述べました。
式の最後には、1973年の開学以来、半世紀余りにわたり短期大学部の歩みを見守ってきた校旗が、山本学長からアガスティン理事長へ返還されました。会場から大きな拍手が送られる中、式典は閉式しました。

53年半の歩みを見守った校旗を、山本浩学長からアガスティン理事長へ返還

閉式後には懇親会が行われ、卒業生や元教職員、関係者など多くの参加者が集いました。会場では、久しぶりの再会を喜ぶ姿や、在学当時の思い出を語り合う姿が随所に見られ、短期大学部で育まれたつながりをあらためて感じさせる、和やかなひとときとなりました。

上智大学 Sophia University