上智大学と静岡県下田市がSDGs(持続可能な開発目標)の推進を目的とした連携協定を締結しました

松木正一郎市長と曄道佳明学長(右)

8月8日、上智大学と静岡県下田市は、国際社会で活躍できる人材の育成とSDGs(持続可能な開発目標)の推進などを目的とした連携協定を締結しました。同日、曄道佳明学長らが下田市民文化会館を訪問し、下田市長の松木正一郎氏とともに締結式に臨みました。今後、相互の知見を活かし、持続可能で豊かな社会の創出を目指します。

今回の協定締結にあたり、曄道学長は「実際のフィールドを有する自治体と共に大学の研究が進められる環境は、より良い社会を導くミッションを有する本学にとって、実に有意義です。研究成果が市民社会に還元され、実装されるものとなることを楽しみにしています」と期待を寄せました。

研究内容の紹介を行うあん・まくどなるど教授

下田市は、その国際性を活かし、国際化社会で活躍できる人材の育成と、世界に誇れる魅力的で持続可能な街づくりに取り組んでいます。同市内には、国内島嶼部・島嶼国を対象にグローバルな研究を推進する上智大学アイランド・サステナビリティ研究所の研究拠点が設置されており、下田市と本学はこれまでも学術分野での交流・連携を重ねてきました。今後、同研究所に所属する地球環境学研究科のあん・まくどなるど教授を中心としたメンバーが、海岸の自然環境保全と地域振興を両立させる取り組みを推進していきます。

上智大学では、地球環境における持続可能性をIsland Sustainabilityという概念に発展させ、地球環境研究所内ユニットを独立する形で、2022年7月にアイランド・サステナビリティ研究所を立ち上げました。地球環境研究科の教員を中心としたメンバーが既に国内自治体、産業界、国際機関、海外法人との連携により、産官学で各研究活動に取り組んでいます。

上智大学 Sophia University