学生職員が広島学院中学校・高等学校で出張講義を実施しました

9月10日、上智学院ダイバーシティ・サステナビリティ推進室の学生職員が、広島学院中学校・高等学校の中学1年生を対象に、出張講義を実施しました。学生職員は、上智大学の学生であると同時に、上智学院の職員としての立場からダイバーシティおよびサステナビリティの推進に取り組んでいます。今回の講義は、そうした活動の一環として、同じ上智学院の設置校である広島学院中学校・高等学校との交流を深めるとともに、学院内で取り組むダイバーシティやサステナビリティに関する学びを共有することを目的に実施されました。

今回は「みんな同じであることが本当に公平なのか」をテーマに、一人ひとりの違いを尊重しながら誰もが力を発揮できる環境づくりについて考えました。講義では、生徒それぞれに「座ったまま投げる」や「片目を隠して投げる」等の異なる条件が設定された状態で、紙風船を箱に投げ入れる「みんなで届け!紙風船ミッション」を実施しました。

1回目は全員が同じ立ち位置で挑戦し、2回目は一人ひとりの状況に合わせて立ち位置を調整できるルールを導入。生徒たちは体験を通して、同じルールであっても条件にとって参加しやすさに違いがあることを学びました。

後半には、平等と公平の違いを表すイラストを用いながら、ゲームでの体験を振り返りました。全員に同じものを与えることが、必ずしも公平であるとは限らず、一人ひとりの状況に応じて環境やルールを工夫することで、より多くの人が参加しやすくなる気づきを共有しました。生徒たちからは、「平等にすることが必要なときと、公平にすることが必要なときを考えられるようになった」「人を変えるのではなく、ルールや環境を変えることが大事だと思った」という声が挙がり、多くの学びがあったことがうかがえました。

今回の出張講義は、違いをなくすのではなく、違いがあることを前提に、どのような環境や工夫があれば誰もが力を発揮できるのかという視点を持つことの大切さを再認識するきっかけとなりました。また、学生職員側からしても、上智学院の設置校同士が共に学ぶことで、自らの考えや取り組みを見つめ直す貴重な経験を得ることができました。今後もこうした交流を通じて、学院全体としてダイバーシティおよびサステナビリティの推進に努めていきます。

上智大学 Sophia University