「インパクト投資家から学ぶ 最前線の実務視点で捉える社会課題」を実施しました

ソフィア・アントレプレナーシップ・ネットワーク(SEN)事業の一環として、GLIN Impact Capital株式会社との連携講座「インパクト投資家から学ぶ最前線の実務視点で捉える社会課題」を実施しました。

本講座には学部生・大学院生が参加し、全4回の講座を通じて、インパクト投資家の実務的な視点から社会課題を捉え、その構造を分析しながら解決策を考えるための手法について学びました。

本講座では、社会課題の解決に向けた市場やマネーの世界が果たすやインパクト投資の考え方を学ぶだけでなく、複雑に絡み合う社会課題を構造的に理解し、変化(パラダイムシフト)を生み出すための介入ポイントを見出す力を養うことを目指しました。参加した学生は学部や学年の枠を越えて集まり、講義とワークショップを通じて議論を重ねました。

第1回では、GLIN Impact Capital創業パートナーの中村将人氏が登壇し、自身のキャリアや同社設立の経緯に触れながら、インパクト投資の基本的な考え方や実践事例について紹介しました。社会的課題の解決と経済的リターンの両立を目指すインパクト投資の可能性について理解を深める機会となりました。

GLIN Impact Capital創業パートナーの中村将人氏による講義

第2回、第3回では、社会課題の構造を可視化する「システムマップ」や、課題解決に向けた論点や介入ポイントを整理し、多様に存在する社会課題の連関性を検証する「イシューマップ」を用いたワークショップを実施しました。参加学生は食糧問題などのテーマを題材に、課題の背景にある要因同士の関係性を整理しながら、問題の本質や解決の糸口について考察しました。グループでの対話を通じて、多様な視点を取り入れながら社会課題を捉える重要性を学びました。

システムマップやイシューマップを用いたグループワークに取り組む学生

最終回では、金融機関、事業会社、スタートアップなど、それぞれ異なる立場で社会課題解決に取り組む実務家を招いたパネルディスカッションを実施しました。登壇者は、日々の業務の中で社会的価値の創出に取り組む実践やキャリア形成について語り、参加学生との活発な意見交換が行われました。

多様な分野で活躍する実務家を迎えて実施したパネルディスカッション

講座終了後のアンケートでは、「社会課題を客観的・構造的に捉える視点が身についた」「課題の根本原因を考える重要性を学んだ」「異なる専門分野の学生との議論を通じて新たな視点を得ることができた」といった声が寄せられました。また、「インパクト投資について理解を深めることができた」「社会課題解決に向けた多様なキャリアのあり方を知ることができた」など、自身の将来や社会との関わり方を考える契機になったという感想も多く見られました。

本講座は、参加学生にとって社会課題を構造的に捉え、自ら解決策を考える力を養う機会となりました。ソフィア・アントレプレナーシップ・ネットワーク(SEN)では、引き続き、社会課題解決型アントレプレナーシップ教育に重きを置き、企業やNPO、自治体と連携しながら、複雑化する社会課題に挑戦するアントレ人材の育成に取り組んでいきます。

上智大学 Sophia University