コロンビアの魅力を文化や食を通じて体感する1日に
10月17日、四谷キャンパスで「コロンビアデー」を開催しました。このイベントは、2023年10月に曄道佳明学長がコロンビア共和国の首都ボゴタを訪問した際、協定校である教皇立ハベリアナ大学から「コロンビアの魅力を教職員や学生に伝え、コロンビアでの研究や留学の関心を高めてほしい」との依頼を受けたことがきっかけで企画されました。
冒頭、曄道学長とアンヘラ・ドゥラン駐日コロンビア臨時代理大使から挨拶がありました。曄道学長は、協定校である教皇立ハベリアナ大学やロスアンデス大学との交流、そして文部科学省の支援で立ち上げた中南米6カ国13大学への留学プログラム「LAP (Latin America Program)」などに触れ、本学が教育研究活動を通じてコロンビアとの深い関係を築いてきたことを強調しました。また、ドゥラン臨時代理大使は、コロンビアデー開催への謝意を示すとともに、このイベントがコロンビアの多様で豊かな文化を知ってもらう機会になることを願っていると述べました。
続いて、駐日コロンビア大使館のパブロ・カルドナ三等書記官が登壇し、「コロンビアの魅力を発見する」というテーマで、コロンビアの文化や歴史、驚異的な生物多様性について紹介するプレゼンテーションが行われました。
その後の映画上映会では、内戦に苦しみながらも平和のために戦う女性たちの姿を描いた「Cuando las aguas se juntan」や、ラテンアメリカで最初の自由都市サン・バシリオ・デ・パレンケの音楽家について描いた「El BEAT」が上映されました。
イベントの最後には、駐日コロンビア大使館の協力でコロンビアコーヒーの試飲とコロンビアフードの試食が行われました。同国のコーヒー生産者連合によって選び抜かれたスペシャルティコーヒーが提供されたほか、エンパナーダやコカーダなどの伝統的な料理が振る舞われ、参加者はコロンビアの食文化を堪能しました。学生たちが講演した大使館職員に、展示された写真をもとに各地域の違いや食文化について質問する姿も見られ、食を通じた文化交流を楽しむ様子が印象的でした。