ソフィアボランティアネットワーク主催「防災WEEK2023」が開催されました

10月16日から20日にかけて、「防災WEEK2023」が課外活動団体ソフィアボランティアネットワーク(SVN)主催、麹町消防署、千代田区役所、および本学ボランティア・ビューローの協力で行われました。

SVNは東日本大震災を機に設立され、活動の一つとして防災WEEKを毎年企画している課外活動団体です。活動の理念として『ボランティアをすべてのソフィアンに』を掲げ、上智生にボランティアを広めるよう普及活動も行っています。
防災WEEKは、東日本大震災や熊本大地震から月日が経過した今、人々の関心の風化を防止すること、そして関東圏に住む自分たちの防災に対する意識を高めることを目的として、「防災」をテーマにさまざまな企画を行うイベントです。

今年度の防災WEEKは、災害を疑似的に体験してもらうことを重視して企画が立案されました。16日にはVR防災体験車による災害体験を実施。開始から学生たちの長蛇の列ができ、多くの関心を集めました。参加者は災害時の状況をVRによる360°立体映像や、揺れ、風圧、熱、水しぶきなどを通して、リアルに体感しました。

VR防災体験車
VRによる防災体験をする学生達

その他、震度7までの揺れを体験できる地震体験車や、保存食と通常食の食べ比べ、火災時に発生する煙の疑似体験、消火器使用体験などが日替わりで行われました。
参加者は五感を通して、災害時の状況や日頃からの防災対策の大切さを知ることができました。

SVN代表の高橋知也さん(法学部地球環境法学科2年)は、「5日間を通して、多くの方にご参加いただきました。昨年度は企画によって参加者が十分に集まらなかった反省を踏まえ、今年度はSNSを駆使した広報に注力し、全ての企画において参加人数の目標を達成することができました。本当にありがとうございました。災害は突然やってきます。しかし、災害を知り、備えることで、その被害は和らげることができます。防災WEEKの開催によって、多くの方々に災害を知ってもらえたと思います。本企画を保存食の備蓄や、部屋の耐震補強などの『備え』のきっかけにしていただければ幸いです」とイベントを振り返りました。

地震体験車
ソフィアボランティアネットワークのメンバー(一番左が代表の高橋さん)

上智大学 Sophia University