【遠藤周作 生誕101周年】
遠藤周作研究者で、モーリヤック小説の翻訳者 福田耕介によるキリスト教ヒューマニズム研究!
日本を代表する作家遠藤周作と、ノーベル文学賞受賞者であるフランスのフランソワ・モーリヤック。20世紀を代表する二人のカトリック作家の分析を行った、遠藤周作という作家の研究のみならず、キリスト教ヒューマニズムの研究書としても、価値ある一冊。
本書では、遠藤がモーリヤック作品に出逢う経緯から、遠藤が受けるモーリヤックの作中ヒロインからの影響、遠藤の思い描く女性像、そして二人の作家の母親が、各々の人生の中でどのように位置づけられているか・・・などを、遠藤の小説世界からの視点で丁寧に解明していきます。
宗教書という観点からだけでなく、男性・女性像、同性愛や人種、親と子の関係性や時代背景など多彩な視点からも楽しめる一冊となっています。
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