ソフィアボランティアネットワーク主催「防災WEEK2022」が開催されました

10月17日から21日にかけて「防災WEEK2022」が課外活動団体ソフィアボランティアネットワーク(SVN)主催、麹町消防署、千代田区役所、および本学ボランティア・ビューローの共催で行われました。
東日本大震災、そして熊本大地震から数年経過した今、人々の関心の風化を防止すること、関東圏に住む自分たちの防災に対する意識を高めることを目的として開催。SVNは東日本大震災を機に設立された課外活動団体です。現在は新型コロナウィルスの影響で熊本での災害ボランティア活動が制限されているため、都内の路上生活者への支援を主に活動にしています。

ポンプ車による一斉放水
ポンプ車による一斉放水


19日には麹町消防署の協力により、合同消防演習を実施。2号館5階の食堂で火災が発生したと想定し、火災発生から通報、初期消火、消防隊への引継ぎまでの一連の流れを学生と職員それぞれが役割を分担しながら行いました。消防隊が到着した後は、はしご車による救出訓練、ポンプ車による一斉放水など、実際の現場さながらの訓練が実施されました。
講評では、東京消防庁麹町消防署長が自分と周りの人の身を守ることが大切であると強調しました。

地震体験車で本震-余震型の揺れを体感
地震体験車で本震-余震型の揺れを体感

防災WEEK期間中は、実際に災害が目の前で起こっているような揺れや音、視覚体験ができるVR車や、震度7までの揺れを体験できる地震体験車を日替わりで設置。なかでもVR車は学生たちが長い列になるほど、多くの関心を集めました。

また、学内のAED設置場所を回ってキーワードを集めると景品がもらえる防災スタンプラリーなど、防災への意識を高めるユニークな企画も行われました。

麹町消防署のみなさんと一緒に
麹町消防署のみなさんと一緒に


SVN防災WEEK企画代表の藤田大暉さん(法学部法律学科2年)は、「普段あまり口にすることがない防災食を実際に食べることや、地震や火災を疑似体験することで、災害について改めて考えてもらう良いきっかけになったと思います。普段は忘れてしまいがちですが、習慣的に防災について考え、いざという時に備えてほしいです」と話しています。

上智大学 Sophia University