理工学部物質生命理工学科の竹岡裕子教授が、公益財団法人 旭硝子財団の「2019年度研究助成」に4月4日に採択されました
■研究課題:
「アデノシン三リン酸を選択的に認識するπ共役系高分子電解質の開発」
■研究概要:
生体内においてきわめて重要な役割を果たすアデノシン三リン酸(ATP)などのリン酸系生体分子を検出する材料の開発を検討する。ATPからアデノシン二リン酸(ADP)、アデノシン一リン酸(AMP)への変換が生体におけるエネルギーの放出、貯蔵、物質の代謝に重要な役割を果たしている。それ故、これらのリン酸系生体分子をセンシングする機能をもった材料や反応系の探索はバイオエンジニアリング、生化学や薬学の分野においてとても重要である。特に、細胞培養環境下において、ATP濃度の変化を検出できれば、ATPの産出、減少をリアルタイムで知ることが出来、細胞の活性化過程を知る重要なツールとなる。本研究では、ATP、ADP、AMPを選択的に検出するπ共役系高分子電解質材料を開発を目的とする。
■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部 物質生命理工学科 教授 竹岡裕子
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