11月14日・15日の2日間にわたって、上智大学が後援する第19回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが開催されました。この大会は、日本語または英語で模擬仲裁・模擬交渉を行う大学対抗戦で、例年、上智大学四谷キャンパスで行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染症のため、オンラインで開催されました。

大会には、日本の20大学とオーストラリア、韓国、モンゴル、中国、タイからの5チーム、合計約230人が参加し、120名を超える国内外の実務家・研究者などからなる審査員団を前に、熱戦を繰り広げました。
本学からは、法学部国際取引法ゼミ13名のチームが参加し、総合成績で25チーム中第5位という優れた成績を収めるとともに、最も優れたチームワークを示した大学に授与されるベスト・チームワーク賞を受賞しました。優勝はシンガポール国立大学、2位はチーム・オーストラリア、3位は東京大学、4位はチュラロンコン大学(タイ)でした。

上智大学チームに参加した法学部国際関係法学科4年の五十嵐萌さんは、「私にとって、リモートで行われた本大会のキーワードは“人との繋がり”でした。準備期間には、対面したことのないゼミ生同士の打ち解け方に始まり、本ゼミの強みでもあるOBOGや教授との縦の繋がりをどう活かすか、そして画角が限られているZoomでチームワークをどうアピールすればよいのか等、前例がない中で苦心しました。当日は、仲裁人や交渉相手を説得するため、皆が自分の役割を果たすとともに仲間のサポートを躊躇せず行いました。今回の入賞・受賞は、これらが評価されたようで大変嬉しく思っています。また、“人との繋がり”は本ゼミの魅力でもあります。本大会を通じて得た仲間やOBOG、先生方との関係はこれからも大事にしていきたいです」と話しています。

指導教員の森下哲朗教授は、「難しい状況の中でも、色々な工夫をして挑戦していくことに価値があると思います。それを成し遂げた学生の皆さんに敬意を表したいと思います」と話しています。
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