2019年に神学部は創設60周年を迎えました。そして、同年11月26日には教皇フランシスコが来校され、大学全体に向けての貴重なメッセージをいただくことができました。この恵みの年を踏まえて、2021年1月10日(日)より、オンラインで神学特別講習会(全12回)を無料配信します。
連続講習会の中で、教皇フランシスコのメッセージを多角的、重層的に深め、広く紹介します。
回勅『ラウダト・シ(Laudato Si’)』や使徒的勧告『福音の喜び(Evangelii Gaudium)』にとどまることなく、教義神学、聖書学、倫理学、霊性などの側面からも単なる「Bios-物質的生命」にとどまらない「いのち」についての考察を深めてゆきたいと思います。
また、この特別講習会は、後ほど電子書籍の形で出版される予定です。出版の詳細に関してお申し込みの方々には、御連絡いたします。
詳細ならびに申し込み等については、下記ウェブサイトをご覧ください。
https://peatix.com/group/8769409
- 2021年1月からの配信に向けて、2020年12月後半から「神学特別講習会のグループ」(上記ウェブサイト参照)で各イベントの宣伝をしていきます。視聴をご希望の方は、イベントの申し込みをPeatixのページからお申し込みください。無料で配信アドレスをお送りします。
- 随時お知らせを受け取りたい方はこのグループのフォローをお願いします。
■講師陣(五十音順)と講義内容
全体テーマ:「教皇フランシスコの『いのち』のメッセージ」
- アイダル・ホアン / 教皇フランシスコの哲学とそのルーツ
- 片山 はるひ / 「永遠のいのち」の希望-教皇フランシスコと永井隆「どん底に大地あり」
- 具 正謨 / 教皇フランシスコのリーダーシップ『一緒に歩む』(communare insieme)に見られる識別の精神
- 小西 広志 / アシジの聖フランシスコ-総合的(インテグラル)なエコロジーの模範
- 佐久間 勤 / 何が人と人、神、大地との関係を損なうのか:創世記(原初史)を読む
- 瀬本 正之 / すべてのいのちを守るための環境保護-環境倫理からみたインテグラル・エコロジー
- 竹内 修一 / いのちの隔離-ハンセン病は何を語るか
- 角田 佑一 / 教皇フランシスコ『ラウダト・シ』における三位一体の神秘-いのちの交わりとエコロジー
- 英 隆一朗 / フランシスコ教皇の言動から、今日の教会がどうあるべきかを考える
- 森 裕子 / 観想することと気づかうこと:教皇フランシスコとともにパンデミックの危機において信仰を生きる
- 吉川 まみ / 環境教育をはじめるために~インテグラル・エコロジーに向けて~
- 若松 英輔 / いのちの神学
主催: 上智大学神学部
問合せ先: sophia.theology.2021★gmail.com (送信の際、★ を @ に変えてください)