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上智大学神学講座2021-2022、今回のテーマは「みんなで育む信仰——信徒カテキスタについて教皇フランシスコの教令『いのしえからの奉仕職』を受けて」とし、2021年5月、フランシスコ教皇が発表した自発教令「いにしえからの奉仕職Ministry of Catechist」をめぐる問題を学んでいきます。この教令によって、これまで信徒のカテキスタとして働いてきた信徒使徒職に教会からの正式な職が任命されることになります。この奉仕職はしばしば初代教会からのものと主張されますが、変動する現代社会において、私たちはどのように理解し、実践することができるでしょうか。さまざまな神学の領域からこの問題にアプローチし、包括的に考察いたします。
■第一講話:カテケージスの指標
1)森一弘/東京教区司教 「これからのカテキズムのありようを考える」
2)佐久間勤/上智大学神学部教授 「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう(使徒言行録8:31)——旧約聖書に親しむためのヒント」
3)菊地功/東京教区大司教 「教会共同体の未来を支えるカテキスタ——ガーナ宣教師としての体験から」
■第二講話:典礼、霊性とカテケージス
1)森裕子/上智大学神学部教授 「福音の告知に奉仕する典礼聖歌——ことばが人の心にとどくために」
2)フィルマンシャー・アントニウス/上智大学神学部助教「文化的多様性のある教会共同体の典礼とカテキスタの役割」
3)片山はるひ/上智大学神学部教授 「『祈り』から始まる『カテケージス』——祈りへの普遍的招き」
■第三講話:現代の宣教とカテケージス
1)有村浩一/日本カトリック中央協議会 「シノドス的教会の宣教——司教団『日本の教会の基本方針と優先課題』以降の動きを振り返りつつ」
2)原敬子/上智大学神学部准教授 「兄弟となる橋渡しのカテケージス——人と人、神と人とをつなぐ聖霊」
3)酒井陽介/ イエズス会司祭、上智大学神学部非常勤講師 「希望に満ちた教会のために若者とともに歩む」
4)具正謨/上智大学神学部教授 「宣教者の抱く希望について——教皇フランシスコからともに学ぶこと、ともに歩むこと」
【申し込み方法】
Peatixからお申し込みいただけます。
https://peatix.com/group/8769409
上記にアクセスし、イベントページからお申し込みください。
【視聴料】一講話 1,000円、三講話、3,000円。
【お問い合わせ】
sophia.theology.2021@gmail.com
【主催】上智大学 神学部