理工学部の近藤次郎教授が JAXAが公募する「国際宇宙ステーション『きぼう』利用高品質タンパク質結晶生成実験基盤研究利用制度」に採択されました

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「国際宇宙ステーション『きぼう』利用高品質タンパク質結晶生成実験基盤研究利用制度」において新規課題の採択を決定し、本学より以下の課題が重点テーマとして採択されました。

研究課題

RNAターゲット創薬・RNA創薬のための微小重力結晶化

研究概要

我々生命の設計図であるDNAから転写されて作られるRNAは、従来の薬の新しい標的分子としてだけでなく、新しいタイプの薬としても注目されています。当研究室では、X線結晶解析という手法を使ってRNAの立体構造を詳しく観察しながら「RNAに結合する薬(RNAターゲット薬)」と「RNAでできた薬(RNA薬)」を合理的にデザインするアプローチで創薬に取り組んでいますが、これを実現するためにはRNAの良質な結晶が必要になります。国際宇宙ステーションの「きぼう」実験棟で結晶化を行うことで、地上では調製が難しい高品質の結晶を取得し、精度の高いドラッグデザインを目指します。

研究代表者

理工学部物質生命理工学科 教授 近藤 次郎

本公募の詳細は、JAXAのウェブサイトをご参照ください。

本研究は、本学ウェブサイト「SDGs & Sustainability」でも紹介しています。

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