心理学は、人間の〈心〉を科学的アプローチから探究することを目指しています。人間の尊厳を重視し、人間がよりよく生きるには、自らの心の働きを的確に把握し、他者の心の動きを冷静に、しかも温かく見つめること、および現代の精神的問題や社会的問題を捉え直すことが重要です。その基盤となるのは、自らの価値観を相対化し、他者を深く理解するなかで、自己と他者の関わりを捉え直していくことであると考えています。
心理学科では、時代が求める〈心〉を探究する力を養成し、人の〈心〉を捉えるための総合的視野を持つ人材の育成を目指しています。
上智大学の心理学科は、日本の多くの大学に先駆けて臨床心理相談室を開設し、専門家を数多く輩出してきた実績を誇ります。国家資格「公認心理師」にも、(財)日本臨床心理士認定協会による「臨床心理士」資格にも対応しており、臨床実践や研究に向けた豊かな学びが用意されています。
実験や調査を用いた基礎心理学の教育研究が活発なのも、心理学科の特徴です。社会心理学や発達心理学などはもちろん、ラットを用いた実験や、NIRS(光トポグラフィー)による高次脳機能の測定などのカリキュラムも用意されており、幅広い側面から人のこころにアプローチすることができます。
実験・調査を用いて科学的考察にもとづき〈心〉の動きへの理解を深める「実験心理学」と、人々が直面する〈心〉に関わる多様な困難や悩みを理解し、援助方法を探る「臨床心理学」の両領域が学べるのが特徴です。
1年次では心理学の歴史や思想的な背景とあわせて、統計学やデータ処理法を、2年次ではデータの収集・分析・解読や心理学と社会の関わりを学び、研究や演習に取り組むための基礎を身につけます。心理学分野の多彩な専門分野の講義を経て、3年次から自身の関心に合ったゼミに所属して研究をスタート。それまでに培った知識やデータ解析技法などを用いて、自ら定めたテーマで卒業研究に取り組みます。
※科目の詳細については、シラバスをご覧ください
心理学を専門的に学ぶ準備として、心理学の成り立ちと、さまざまな精神機能の基本的な仕組みおよび働きについて学びます。基礎を身につけるだけでなく、自身の心理学への興味を客観化します。
科学的思考とは何かを理解したうえで、心理学における研究対象の性質、研究方法とその特徴を概観。その後、質問紙調査法によるデータの整理分析と論文作成を行い、研究方法を体験的に学びます。
グループに分かれ心理学実験、データ収集と分析を実践的に学びます。また、具体的な援助場面を想定したロールプレイングや被検者体験から、心理的な支援を必要とする人々について理解を深めます。
文献検索とプレゼンテーションのスキルを身につけながら、心理学を学んだ後の社会とのつながりを考えます。研究法の一つである面接法を、卒業生へのインタビューを通して実践します。
心理学のさまざまな分野の第一人者を招き、専門領域について深く掘り下げた講義を行います。
卒業論文の執筆に必要な研究指導を行います。個別、および集団で行う場合があります。
※卒業後に一定の要件があります。学芸員課程が履修できます。
卒業研究の対象は幼児から高齢者まで幅広く、自分でテーマを決めて取り組みます。研究の方法は、調査法、実験法、面接法、観察法などから、そのテーマにふさわしい方法を選びます。
最近の研究テーマ例:
人間の「心」に関する科学的アプローチを通じて、人間がよりよく生きるために必要な、自らの心を的確に把握し、他者の心の動きを冷静に、しかし暖かなまなざしをもって見つめる視点を養うこと
時代が求める「心」を探求する力を涵養し、人の「心」をとらえるための総合的視野を持つ人材を養成すること
本学科では、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。
他者に対する温かな関心と人間の尊厳を尊重する姿勢を持ち、次のような素養を持つ学生を求めています。
吾妻 壮 教授
樋口 匡貴 教授
日髙 聡太 教授
廣瀬 英子 教授
松田 修 教授
毛利 伊吹 教授
横山 恭子 教授
吉村 聡 教授
齋藤 梓 准教授
齋藤 慈子 准教授
鈴木 江津子 准教授
鹿野 友章 特任助教
柳楽 明子 特任助教
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