総合グローバル学部総合グローバル学科の田中 雅子教授がトヨタ財団「2022 国際助成プログラム」に採択

総合グローバル学部総合グローバル学科の田中 雅子教授がトヨタ財団「2022 国際助成プログラム」に9月28日に採択されました。
また、本プログラムの今年度の採択案件のうち、選考委員会のメンバー間で比較的評価が高かったプロジェクトとしても紹介されております。https://www.toyotafound.or.jp/international/2022/comment.html

■研究課題:
「日本と出身国を往来する移民の子どもの社会再統合を見据えた言語教育 —母語・公用語の補習教室を地域の「多文化共生」の拠点に」

■研究概要:
「子どもの権利条約」は、移民の子どもが出身国の言語や文化を尊重する教育を受ける権利の保障を受け入れ国に求めているが、日本政府はその締約国でありながら、ほとんど関与してない。本プロジェクトは、ネパール語、ベンガル語、ビルマ語を例に移民コミュニティが運営する補習教室を日本社会が「多文化共生」を実現するための拠点と位置づけ、その拡充にあたって、移民の当事者団体、自治体、学校、地域社会、送り出し国と受け入れ国政府の役割を明らかにすることを目的とする。補習教室の運営者や教員の相互交流、教室で学ぶ子どもと地域の子どもの交流に加えて、学校教員や地域住民が公開授業に参加し、移民を取り巻く環境を理解する場とする。また、自治体やNPO、ボランティアが関与する体制づくりを目指す。さらに、移民の子どもの言語教育や帰国した子どもの社会再統合の実態を調査し、子どもの出身国での社会再統合も見据えた政策提言につなげる。

■研究担当者(所属・職位・氏名):総合グローバル学部総合グローバル学科 教授 田中雅子

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://www.toyotafound.or.jp/international/2022/

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