学生団体Horizonがスタンフォード大学のUniversity Innovation Fellowsプログラムに日本の大学から初参加

Horizonはメンバー全員がリーダーシップをとれる場所

本学の課外活動団体Horizonが、米国スタンフォード大学のUniversity Innovation Fellowsプログラムに参加しました。

このプログラムは、2012年に始まったスタンフォード大学デザイン学部 Hasso Plattner Institute of Design(d.school)が提供するもので、各年度に1つの大学から4人まで参加が可能。毎年世界各国から多くの学生が参加していますが、日本の大学から参加するのはHorizonが初めてとなりました。学生が大学でどのようにイノべーションを起こすことができるのか、そのために必要な思考や論理の学びを支援するプログラムです。

今年度のプログラムは2020年8月31日から6週間にわたり、全てオンラインで行われました。

オンライン授業終了後、学生は所属大学において、プログラムで学んだ内容を活用し、アクションを起こすことが求められます。実際に取り組んだプロジェクトとそこで得た成果を約2~3ヶ月以内にスタンフォード大学に報告すると、通常であれば翌年の3月にシリコンバレーへ招待され、現地で1週間、スタンフォード大学とグーグル米国本社でのワークショップに参加できるというものです。Horizonは成果が認められ、シリコンバレーへの切符を手にしましたが、残念ながら今年度は新型コロナウイルス感染症拡大のため渡航は叶わず、来年、現地での交流会に参加する予定です。

Horizonは、2019年5月に発足。メンバー同士が社会的、環境的な視点から、国内外のさまざまな社会問題への関心を高め、それら諸問題への実行可能な解決策を模索することを目的に活動しています。
日本で、そして特に上智大学でもっと多くの学生にイノベーションや問題解決に取り組んでいける環境を作ることを活動理念に掲げ、リーダーシップトレーニング、メンター相談、デザイン思考トレーニングなどを企画、実行しています。

Horizonはこれまでに、ジェンダー・環境・エネルギー・リーダーシップなどの課題に対し、学内でのワークショップや意見交換会を開催してきました。新型コロナウイルス感染症が流行してからも、オンラインでのワークショップを主催するなど積極的に活動に取り組んでいます。

今回、本学から参加したフェローは次の4名です。
吉澤 暁帆(法学部)、シュミッヒ マリウス、キャニー ミッシェル、ロエル朋大(国際教養学部)
彼らは今後も上智大学のコミュニティにUIFで学んだことを共有していきます。

参加学生の声
Horizonのミーティングでは新しい発見や知識に出会う

今回、University Innovation Fellowsプログラムに参加した4人の学生のうちの一人、法学部国際関係法学科2年 吉澤暁帆さんにお話をうかがいました。

—Horizonに入ったきっかけは

私はHorizonの設立に初期メンバーとして携わりました。設立当初は、社会課題に挑戦する学生団体の設立という概念にただ胸をかきたてられ、ほかのメンバーと何度もミーティングを行い、アイデアを共有しました。この時、さまざまな背景を持ったメンバーが一つの場所に集まることでこんなにも多様なアイデアが生まれることに気づかされました。

—プログラムに参加した感想は

デザイン思考というカタカナ言葉に戸惑いましたが、学んだことはとてもシンプルで、課題を前にしたときにすぐに解決方法に飛びつくのではなく、その課題の根底にある問題の理解、分析を行うということでした。プログラム終了後、オンラインで上智大学生に対してワークショップを2回行いました。デザイン思考を用いながら問題を見つめ直し、それに対する解決方法をチームメートと協力しながら作り出す、という内容ですが、大きな達成感を得ることができました。

—将来の夢・目標は

女性のリーダーとして、新しい世代に対し、ジェンダー平等を実現する必要性を伝えたいです。社会の枠組みにとらわれるのではなく、全ての若い世代が、本当に自分がしたいと思ったことを自由に追求できるような社会づくりに貢献したいです。


Horizonの公式Instagram、Twitterはこちら
Instagram:horizonjp_
Twitter:@horizonjp_

上智大学 Sophia University