韓国・西江大学との学術交流プログラムSOFEX 4年ぶりに西江大学を訪問しました

2018年度から、共にカトリック・イエズス会を設立母体とする本学と協定校の韓国・西江大学との間で学術交流プログラムSOFEXを実施しています。プログラムは、西江大学と共同で秋学期に開講する全学共通科目「東アジアの諸問題とイエズス会教育」の中で実施され、両校担当教員によるオンライン授業に加えて、両校の受講生がキャンパスのある東京と韓国・ソウルを互いに訪問する形がとられてきました。新型コロナ感染拡大以降、渡航制限により西江大学への訪問を休止してきましたが、今年度4年ぶりに再開されました。

本学での集合写真
互いに自己紹介する両校の学生

今年度の「東アジアの諸問題とイエズス会教育」のテーマは、隣国理解を軸としながら東アジアにおける国連のSDGsとイエズス会UAPs(Universal Apostolic Preference)の研究です。両校の担当教員がオンラインも活用した形式で講義を行い、また、この授業の一環として西江大学の学生と本学学生とが、東京と韓国・ソウルでそれぞれ3日間、共に過ごし学術交流を行いました。


西江大学でのキャンパスツアー

昨年9月22日から24日は、西江大学の学生が本学(東京)を訪問し、SDGsとUAPsに関する講義やグループごとにフィールドワークを実施しました。また今年1月5日から7日には、本学学生が西江大学(韓国・ソウル)を訪問。キャンパスツアーで西江大学の歴史を学んだ他、授業のグループワークの集大成としてグループごとに成果発表をしたり、これまでの共同授業の振り返りを行いました。

グループ発表をする学生たち

それぞれ3日間という短い時間ながらも、両校の学生は言語や文化の壁を越えた活発な意見交換を行い、実りある学術交流を実施することができました。また受け入れ側となるホスト校の学生は市内観光の計画を練り、友情を育む機会にも恵まれました。
本学の受講生の一人は「SDGsやUAPsの問題解決への道を示すだけでなく、国境を越えた人々の温かさに触れ刺激を受けました。国境を越えて問題解決に取り組んだため、どういったアプローチ方法で自国と他国の問題点を繋げれば良いか、あるいはどうすれば共通の解決策を見出せるか悩みました。また、授業での学びはもちろんのこと、人からの学びも多くありました。同じチームの学生はそれぞれ夢を持っていて、その夢に向かっていろいろなことに挑戦する姿勢に刺激を受けました」とプログラムに参加した感想を寄せています。

上智大学 Sophia University