10月10日、総合人間科学部看護学科のナーシングコミットメント・セレモニーが聖イグナチオ教会主聖堂で開催されました。このセレモニーは、看護職を目指すにあたり、本学の精神と看護の技術を表す「手」に司祭から祝福を受けるものです。看護学実習をはじめとする専門教育に取り組み始めた2年次生を対象に、自分自身の志を確認し、目指す看護専門職の姿を思い描く9月のリフレクション合宿に続き、毎年10月に行われています。
校歌斉唱の後、両羽美穂子看護学科長は式辞で、「ケアリングは、相手との関係性において信頼関係を築くことで成立するものであり、自分自身も相手に影響する存在として自身を省みること、そして相手を受け止める人間性と倫理観が必要です」と述べました。さらに、ケア技術の一つである清拭を例に、「自らの『手』をもって、倫理的なケアを行うことにより、人間の尊厳を支え、高める力があります。今日の祝福の意味を心に刻み、これからの学びにつなげてほしい」と学生たちを励ましました。
聖書朗読後、司式者からのメッセージに続いて、酒井陽介神父と増田健神父から学生一人ひとりに「手」の祝福が授けられました。その後、人格の陶冶をめざす「学術の灯」と全人的ケアリングをめざす「看護の灯」を表すメインキャンドルの灯りが、4年次生の星野こころさん、佐々木啓子さんから、2年次生全員のキャンドルに受け渡されました。キャンドルを手にした学生たちは祭壇上に整列し、「平和を求める祈り」を唱和、聖歌「わたしをお使いください~マザー・テレサの祈り~」を合唱しました。
杉村美紀学長からの励ましのことばに続き、2年次生代表の𠮷浦衣美さんが謝辞を述べました。𠮷浦さんは、実習を通して看護の「手」と「目」が患者の安心や尊厳を支える大切な役割を担っていることを学んだと振り返り、「本日祝福を受けた自らの『手』を用い、“他者のために、他者とともに”という上智大学の精神を胸に、他者の苦しみに寄り添える看護師を目指し、看護の知・技・心の研鑽に精一杯精進してまいります」と今後の決意を述べました。最後に聖歌「Here I am, Lord」を歌い、式は終了しました。