第66回上南戦(上智大学・南山大学総合対抗運動競技大会)が、上智大学を主会場として7月4日から6日にかけて開催され、熱戦を繰り広げました。上南戦は1960年の第1回大会から半世紀以上続く伝統のスポーツ対抗戦であり、両大学で1年ごとに会場を入れ替えて実施しています。南山大学で行われた前回大会では、上智大学16勝対南山大学14勝で上智大学が2年ぶりの単独総合優勝を達成しました。
今年度は5つの意味を込めた「Passion」をスローガンとして掲げ、上智大学の「完全勝利」を目指し、各団体や関係者が一段と奮起して挑む大会となりました。学内には横断幕や街頭旗、のぼり、ポスター、看板が設置され、学食では上南戦コラボメニューが販売、大会直前には名古屋名物「味噌カツ」を販売するキッチンカーが出店するなど上南戦一色なキャンパスとなりました。
6月に行われた前哨戦では、実行委員会長である熊谷莉子さん(法学部法律学科3年)が所属する水泳部は惜しくも敗北し、2勝3敗で南山大学が優勢の結果となりました。しかし、大会初日のオープニングゲームであるハンドボール、準硬式野球部、ソフトテニス部男子が勝ち星を獲得し5勝5敗の同点に持ち込みました。特に準硬式野球部は6年ぶりに勝利しました。
2日目は18競技が実施され、そのうち11競技において上智大学が勝ち星を獲得しました。特にバドミントン部男子が6年ぶり、柔道部は2015年に開催された第56回大会以降10年ぶりに南山大学に勝利しました。アメリカンフットボール部は昨年敗北した雪辱を晴らし、52対0の完封勝利、そして今大会で通算30勝目を記録しました。また、今大会ではセナリオハウスフィールド三郷において、ラグビー部、女子ラクロス部、男子ラクロス部の3競技の試合が実施されました。累計で約1,000名が来場し、白熱した試合と応援で一体感を感じる会場となりました。ここまでで総合成績16勝11敗となり、上智大学の引き分け以上が確定しました。
最終日では、バスケットボール部男女、アイスホッケー部が勝利し勝ち数を伸ばし、総合成績は19勝13敗と大きく差をつけ上智大学が総合優勝を果たし、スローガンのとおり「圧倒的な勝利」を勝ち取りました。
(通算成績41勝17敗6引分)
また、例年に続き文化団体の交流を図る「Johnan Meets EXPO 2025」も同日程で開催。「戦わない上南戦」として、合同ライブやワークショップ、東京観光など両大学の類似団体同士による交流企画などが開催され、互いに親睦を深めました。
大会後の7月9日に11号館地下食堂にて上南戦祝勝会が開催され、上南戦での活躍を称え上南戦学長賞と特別賞が発表されました。発表後、上南戦の大会会長である杉村学長より表彰状が授与されました。受賞団体・受賞理由は次のとおりです。
【上南戦学長賞】
▼柔道部:南山大学に10年ぶりに勝利した
▼アメリカンフットボール部:52対0の完封勝利をし、通算30勝を記録した
▼ラグビー部:通算40勝目を記録、勝率1位
▼男子バスケットボール部:通算40勝目を記録
【上南戦特別賞】
▼応援団:猛暑に負けず精力的に各部を応援し、大会を盛り上げた






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