上智大学聖年ローマ・イグナチアーナ巡礼を行いました

9月2日から9月10日にかけて、カトリック・イエズス会センター主催の「ローマ・イグナチアーナ巡礼」が行われ、酒井陽介カトリック・イエズス会センター長を団長とし、本学学生17名、教職員8名の計25名がベネチア、パドヴァ、ボローニャ、ローマをめぐる巡礼の旅に参加しました。

本巡礼は、イエズス会の創立者であり、本学の精神的支柱でもある聖イグナチオ・デ・ロヨラの足跡をたどる、信仰と学びの旅です。2025年はカトリック教会にとって特別な「聖年」にあたり、2024年12月24日に開かれた4つの聖年の扉をくぐりぬけること、また聖イグナチオがたどった巡礼の道を自らの足で訪ね、自らの信仰や上智大学のルーツに思いを馳せることを目的として行われました。

聖なる扉への行進

巡礼の旅は天候にも恵まれ、熟練のガイドとともにローマのジェズ教会、イエズス会本部など、イエズス会関連の教会や施設を中心に見学し、ベネチアのサンマルコ広場やボローニャ大学など、歴史的名所や建造物も訪ねました。

バチカンでは聖なる扉をくぐるために、大きな木の十字架を持って、祈ったり歌ったりしながら行進をしました。聖年の扉をすべてくぐりぬけ、その証明書を一人ひとりが受け取りました。

また、一行はローマで、2019年に上智大学を訪問した前教皇フランシスコの墓も訪れました。華やかな装飾が施された歴代教皇の墓が多い中、そのシンプルさはかえって目立っており、そのお人柄をよく示していました。

参加者は、巡礼の中で4回のミサと数回のグループでの分かち合いを行い、数多くの教会を周る中で自分の目で実際に見て、説明を聞いて感じたことを自分なりに整理し、それを共有しました。聖イグナチオ・デ・ロヨラがミッションに忠実であったように、自分たちのミッションが何かを問う良い機会となりました。

教皇フランシスコのお墓
聖なる扉サンタマリアマッジョーレ

上智大学 Sophia University