2025年実践型プログラム Global Leadership Programを開催しました

アジアの若者が東京で「持続可能な開発のための教育」を共創

上智大学は、2025年8月3日から9日まで、「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)2025」を開催しました。本プログラムは、アジア太平洋地域のカトリック・イエズス会系大学が毎年持ち回りして実施している国際教育プログラムで、本年は本学を会場として、「Education for Sustainable Development(ESD)」をテーマに、国際的な視野と協働力を備えた次世代リーダーの育成を目的として実施しました。

Welcome Partyでは学生は各国の衣装を着て交流

参加者は、イエズス会系高等教育機関のコンソーシアムであるAssociation of Jesuit Colleges and Universities in Asia Pacific(AJCU-AP)の加盟校である韓国・西江大学、台湾・輔仁大学、フィリピン・アテネオ・デ・マニラ大学、インドネシア・サナタ・ダルマ大学など10校から49名。初日は各大学による大学紹介に加えESDに関するプレゼンテーションが行われ、続いて上智大学の杉村美紀学長による基調講演が実施されました。夜には文化交流を目的としたウェルカムパーティーも開催され、各国の伝統芸能やゲームが披露され、参加者は親睦を深めました。

2日目はJICA地球ひろばでのグローバル課題に関するワークショップを通じて、国際協力の現場を体験。3日目には、教育現場や国際機関への分科訪問が行われ、埼玉県立伊奈学園中学校、神奈川県秦野市、国連大学サステイナビリティ高等研究所などでさまざまな教育のフェーズにおけるESDの実践を学びました。

プレゼンテーションのもよう

4日目には、各グループが前日の訪問で得た気づきを共有し、午後には茶道体験を通じて日本文化への理解を深めました。最終日にはプログラムの総括として「持続可能な開発のための教育プログラムの設計」をテーマに大学混合のグループがそれぞれ創造的な提案を発表。ESDの普及、具体的なアクションへのつなげ方、知識の享受だけでなく共感力を醸成することの重要性、ESDが現在抱える課題などをグループごとに研究し、ESDを通した持続可能な社会の実現に向けての施策をユニークな視点で発表しました。

閉会式とフェアウェルパーティーで、参加者は一週間の学びと友情を振り返るとともに、今回学んだことを未来に活かしていくことを固く約束し合いました。GLPを通して、各国の学生が互いの理解を深めるとともに、若い世代ならではの視点、未来を見据える力を持つリーダーとして今後活躍していくことが期待されます。

これからの友情、成長を互いに約束する1週間に

上智大学 Sophia University