MIRAI 第3フェーズのキックオフイベントが開催されました

「MIRAI」は、2017年に開始された日本とスウェーデン間の学術交流強化を目的とした大学間連携プロジェクトで、現在は本学を含む日本とスウェーデンの17の大学がメンバーとなっています。2024年からこのプロジェクトの第3フェーズがスタートし、9月4日にオンラインでのキックオフイベントが開催され、日本・スウェーデンをはじめとした関係者200名以上が参加しました。

オンラインで発表する物質生命理工学科の藤田正博教授

イベントの冒頭では日本・スウェーデン両国の大使から、両国による学術研究交流がさらに発展することを期待するメッセージが述べられ、続いてスウェーデン側からは、ストックホルム環境研究所のディレクター、日本からはANAホールディングス株式会社のB777の機長が、それぞれサステナビリティを軸とする基調講演を行いました。

さらに第3フェーズでスタートした4つのGlobal Challenge Team(GCT)から、日本、スウェーデンの共同議長が登壇し、各チームの活動予定等について発表を行いました。

本学からはGCTの1つであるMaterials for Energy Conversion and Storageの共同議長を務める理工学部物質生命理工学科の藤田正博教授が登壇、発表を行い、日本とスウェーデン両国で持続可能な社会のための技術開発に資する様々なテーマを扱うことを掲げました。発表後は活発な質疑応答が行われ、MIRAIの活動への関心の高さがうかがえました。

MIRAI 第3フェーズでは、これまでの日本とスウェーデンの参加大学間の連携関係の強化と研究の進展をふまえて、研究成果の社会還元をより一層強力に進めることを目標としています。本学は引き続きMIRAIへの参加を通じて本学の強みを活かした研究を推進し、グローバル社会の課題解決のための取り組みを進めてゆきます。

上智大学 Sophia University