国連訓練調査研究所(UNITAR)の代表団が本学を訪れ学生と対話しました

UNITAR代表団と対話に参加した本学学生たち
曄道学長とセス事務局長

8月8日、国連訓練調査研究所(UNITAR)の総代表ニキル・セス事務局長、アレックス・メヒア社会開発・CIFAL-Global Network部長、隈元美穂子UNITAR本部繁栄局局長、三上知佐広島UNITAR事務所長、伊東亜紀子氏(国連経済社会局)が来校し、曄道佳明学長との面会および本学学生との対話の機会が設けられました。

UNITARは、研修を専門とする国連機関として1965年にスイスのジュネーブにて設立され、世界各地で外交・経済発展・環境・平和・復興といった分野において、国際機関や教育機関、民間セクター等を対象に研修を行っています。2003年7月には日本で広島事務所を開設し、その立地を活かして、主に紛争後の復興や世界遺産、安全保障に関する研修を実施してきました。また、研修以外にも、一般を対象とする公開セッションや青少年大使プログラム等を実施しています。

本学とUNITARは、2019年に教育連携に係る覚書を締結。以降、「上智大学国連Weeks」をはじめとしたセミナーやシンポジウム等の共催、研究での連携、および本学学生の広島事務所でのインターンシップ受け入れ等について協働しています。セス局長の来校は、覚書を取り交わした2019年の署名式および記念植樹式以来となります。

セス事務局長らは、8月6日に広島で開催された平和祈念式典に出席した後、関連機関を訪問する多忙なスケジュールの合間を縫って来校されました。また、代表団には本学のインターン生も随行しました。

曄道学長との面会後、本学学生とセス事務局長との対話の機会が設けられ、本学の実践型プログラム『国連ジュネーブ研修』に参加予定の学生のほか、アゼルバイジャンやカメルーン、マーシャル諸島などからの留学生も含め14 名が参加しました。

 

2019年の植樹式で植えたヤブツバキを囲んで

セス局長は、広島での経験をはじめ、紛争後の人材育成の取り組みやオンラインで受講できるUNITARのプログラムなどについて学生たちに紹介しました。

参加学生からもUNITARのSDGs貢献の取り組みに関する質問や、自国の現状から自分たちに何ができるかについてセス事務局長の考えを伺うなど、活発な意見交換の機会となりました。

対話後、セス事務局長らは、2019年の植樹式で植えたヤブツバキをご覧になり、その成長を本学との連携の象徴として喜ばれました。

上智大学 Sophia University