6月7日、一般財団法人パスウェイズ・ジャパン(以下PJ)が主導するウクライナからの留学生受け入れプログラム「日本・ウクライナ教育パスウェイズ」に参画する大学による共同記者会見が行われ、上智大学からも永井敦子副学長(文学部フランス文学科教授)が参加しました。このプログラムは、全国の15大学(2022年6月7日現在)のほか、複数の日本語学校が協力して実施されます。
本学では共同会見に先んじて5月にPJ及び日本国際基督教大学財団(JICUF)と共同し、ロシアによるウクライナへの武力侵攻を逃れ、日本で学業の継続を希望する学生の受け入れを行うことを表明しています。
会見に先立ち、PJ代表理事の折居 徳正氏は、「いずれの大学も、ウクライナ人留学生たちを日本に多様性という大きな価値をもたらす存在として受け入れてくださっている。留学生の受け入れを呼びかけてまだ1、2ヶ月にもかかわらず、日本中からこれほどたくさんの大学が賛同してくれたのは大きな驚きであり喜びで、大変感銘を受けました」と、15大学への感謝の意を示しました。
会見で永井副学長は本学の受け入れ状況について触れ、7月5日開始の外国人留学生対象の短期プログラムである「サマーセッション」の受講希望の学生の選考が終了し、受講学生が6月下旬に来日して本学国際寮にて生活を開始することを紹介しました。
学生たちはサマーセッションプログラムと日本語の授業を受講したのち、秋学期も英語による授業や日本語を学ぶ授業を履修する予定です。
永井副学長は「来年度の春学期以降も継続して本学での学びを希望する学生に対しては入学・編入試験の情報を早めに提示するなど、将来への不安を少しでも和らげることができるよう心がけたい。留学生たちの来日を間近に控え、教職員はもちろん、在学生とも連携して受け入れ体制を整えています。彼らが安心してキャンパスライフを送ることができるよう、万全の体制で迎え入れるつもりです」と語りました。