上智大学グローバル教育センター
2019年度 人間の安全保障と平和構築 連続セミナー
第五回講師:忍足謙朗 (元国連WFPアジア地域局長、現立教大学・客員教授)
「食糧を届ける 〜貧困、災害、紛争の中で〜」
日時:7月9日(火)19時05分—21時05分
場所:上智大学四谷キャンパス2号館17階 国際会議場
冒頭挨拶:大塚寿郎教授(上智大学学務担当副学長)
コメンテーター:安野正士教授(上智大学国際関係研究所長)
司会:東大作 教授 (上智大学グローバル教育センター)
上智大学では、2016年4月より毎年、「人間の安全保障と平和構築」に関する連続セミナーを開催しており、今年が4年目となります。今年度の連続セミナーにも、人間の安全保障と平和構築に関し、国連関係者、JICA、NGO、そして日本を代表する政策責任者の方々を講師にお招きします。
今年度最後の当該セミナーの講師は、30年以上にわたって国際連合に勤務し、1989年からは国連世界食糧計画(World Food Program –WFP)に勤め、特に紛争地、自然災害地、などで緊急食糧支援を行われてきた、忍足謙朗・元国連WFPアジア地域局長です。
忍足さんは、2006年には、スーダン共和国にて、当時、世界最大規模の緊急支援を指揮、77国籍からなる3,000人のスタッフを統括されました。
また2009年から2014年まで、WFPアジア地域局長を務められ、タイ、バンコクをベースにアジア14カ国の支援の総責任者となられました。紛争が続くアフガニスタンから、政治的に複雑な北朝鮮などの現場にも何度も入り、指揮をとられました。
この道のリーダー的存在として2006年にTBS「情熱大陸」、2014年にNHK「プロフェッショナルー仕事の流儀」にも出演されています。
2015年から日本で活動を始め、現在、「立教大学・大学院」客員教授、「広島平和構築人材育成センター(HPC)」講師、NPO法人AAR 「難民を助ける会」常任理事、「国連世界食糧計画WFP日本協会」理事などのお立場で、国際協力に興味を持つ若い世代の育成に力を入れておられます。著書に「国連で学んだ・修羅場のリーダーシップ」文藝春秋社2017年発行などがあります。
つい最近も、ロヒンギャ難民キャンプの視察もされ、この分野の第一人者として活躍を続けておられる忍足さんに、人道支援の必要性やその課題について、じっくりと語って頂きます。
事前登録もなく、誰でも参加できる公開のセミナーです。皆様のお越しをお待ちしています。
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2019年度連続セミナーラインアップ