理工学研究科 博士前期課程2年の廣津 義史さんが日本接着学会若手交流シンポジウム2025で優秀学生発表者賞を受賞しました

左:廣津 義史さん

理工学研究科理工学専攻応用化学領域 博士前期課程2年の廣津 義史さんが一般社団法人日本接着学会 若手交流シンポジウム2025で優秀学生発表者賞を受賞しました。

この学会は、企業からの参加が多く、他分野の方への的確な説明が求められます。この賞は、研究内容を簡潔にわかりやすく口頭発表で伝えることができた学生に対して授与される賞です。

廣津さんは今回の受賞に際して「この賞を受賞できたことを大変光栄に思っています。柔粘性イオン結晶を利用したMgイオン伝導体の研究は、次世代電池や電子デバイスの開発に革新的な影響を与える可能性があります。今後も材料のデザインを多方面から検討し、より高性能な電池や省エネルギー化技術の実現に向け、研究を進めていきたいと考えています。」と語っています。

  • 学会名:一般社団法人日本接着学会 若手交流シンポジウム2025
  • 賞 名:優秀学生発表者賞
  • 論文タイトル:粘着性の柔粘性イオン結晶とPVDFを⽤いたMgイオン伝導体の開発
  • 受賞者:廣津 義史
  • 受賞日:2025年6月29日
  • 指導教員:藤田正博(理工学部物質生命理工学科 教授)
  • 関連サイト:一般社団法人 日本接着学会 ウェブサイト

研究目的

高性能なMgイオン伝導体を目指して、ユニークな特徴を有する柔粘性イオン結晶を電解質の材料として選択し、新規Mgイオン伝導体の性能評価を目的としました。

研究内容

Mgイオン二次電池の応用を目指して、粘着性・可塑性といった特徴を有する柔粘性イオン結晶を電解質として応用した研究です。PVDFを添加した効果を検証し、電解質の材料設計を行いました。

上智大学 Sophia University