国際教養学部国際教養学科の皆川友香 准教授が日本カトリック大学・短期大学連盟のカトリック学術奨励金研究奨励賞を受賞しました。
この賞は、キリスト教ヒューマニズムに根ざす学術研究を奨励し、同研究の向上発展に資することを目的として、優れた成果を収めた研究者を表彰するものです。
皆川准教授は今回の受賞に際して「本研究は、誰もが負担を感じることなく心身ともに健康な状態で子育てできる社会の構築に向けた政策的示唆を与えるものです。今後、質的研究手法を取り入れ、子育てと健康の関係をさらに詳しく検証することを計画しています。」と語っています。
- 学会名:日本カトリック大学・短期大学連盟
- 賞 名:カトリック学術奨励金研究奨励賞
- 論文タイトル:Age composition of young children and parental well-being in Japan
- 受賞者:皆川 友香(国際教養学部国際教養学科 准教授)
- 受賞日:2024年6月19日
- 関連サイト:Taylor & Francis online
研究目的
現代日本において子育てが精神的・身体的負担を生むメカニズムを明らかにするため、子どもの年齢によって両親のウェルビーイング(well-being)がどのように異なるかを量的に分析したものである。
研究内容
① 乳幼児(0~6歳)を持つ女性のウェルビーイングが小・中学生を持つ女性と比して著しく低いこと、② 家族のサポートがあっても女性のウェルビーイングに改善が見られないこと、③ 男性のウェルビーイングは子の年齢と関係していないこと、の3点が明らかになった。