実践宗教学研究科 特別研究員の井川 裕覚さんが南山大学社会倫理研究所・第16回社会倫理研究奨励賞審査員賞を受賞しました。
この賞は、様々な領域の専門研究を通じて、社会で生じる解決困難な倫理的問題に挑戦する社会倫理分野における若手研究者による優れた研究に対して授与する賞です。
団体名:南山大学社会倫理研究所
受賞者:井川 裕覚(実践宗教学研究科 特別研究員)
研究業績題目:「明治後期の福祉領域における宗教の公共的機能:巣鴨監獄教誨師事件とその後の展開」(『宗教と社会貢献』12巻1号、1-27頁、2022年4月)
賞 名:南山大学社会倫理研究所・第16回社会倫理研究奨励賞審査員賞
論文概要:
本論文は、1898(明治31)年に起きた巣鴨監獄教誨師事件に焦点を当て、近代日本の福祉をめぐる公共空間の形成過程において、宗教的な倫理観に基づく社会福祉活動がいかなる機能を担ったのかを明らかにしようとしたものである。
受賞日:2022年12月11日