本学は一般社団法人パスウェイズ・ジャパンによる「日本・ウクライナ教育パスウェイズ」に参画し、ロシアによる武力侵攻を逃れ日本で学業の継続を希望する8人のウクライナ人留学生を受け入れています。留学生たちは6月下旬に来日し、7月1日より本学国際寮で生活を開始。7月5日から外国人留学生対象の短期プログラムである「サマーセッション」で日本をはじめとする東アジアの文化や社会について学んだり、日本語の授業で語学力に磨きをかけたりと、熱心に勉学に励んでいます。
7月21日、ウクライナ人留学生を歓迎するウェルカムセレモニーが開催されました。
セレモニーはグローバル推進担当副学長の森下哲朗教授の司会のもと、はじめに曄道佳明学長が「みなさんはもうソフィアファミリーの一員です。ようこそソフィアへ。心より歓迎します」と歓迎の言葉を述べました。
続いて、本学の同窓会組織であるソフィア会の鳥居正男会長、国際教養学部長のアンジェラ・ユー教授、そして英語による学位取得プログラムSophia Program for Sustainable Futures 主任の丸山英樹教授が歓迎の挨拶をしました。
そして、課外活動団体の上智大学管弦楽団がチャイコフスキーのアンダンテカンタービレなど3曲の弦楽四重奏を披露し、美しい音色が会場内に響きわたりました。
最後に、留学生8人によるスピーチが行われました。自己紹介を日本語でする学生が多く、なかにはすべて日本語でスピーチするなど、熱心に日本語学習に取り組む姿勢がうかがえました。スピーチでは、全員が口を揃えて学び続けられる喜びと感謝の気持ちを伝えました。そして、自身のウクライナでの経験や心境を明かし、今自分がすべきこと、これから実現したい夢を語ってくれました。「ウクライナと日本をつなぐ仕事に就きたい」「平和構築に貢献したい」と力強く語る留学生たちに、会場からは惜しみない拍手が贈られました。
セレモニー終了後も多くの参加者がウクライナ人留学生のもとに行き、授業や日本での生活について話しこんだり、連絡先を交換したりするなど交流を楽しみました。